戴冠は、済んだ。
2026年6/30——水星逆行の始まり(02:36)、山羊座満月(08:57)、そして木星獅子座入り(14:52)。一日のうちに三つの天体イベントが連なった、あの日のことです。
この日に何が重なり、何が動いたのかは、すでに別の記事で詳しくお伝えしています。
▶ 双子座新月から山羊座満月へ|6月後半の星空ガイド
▶ 木星獅子座入り 完全ガイド
▶ 2026年スピリチュアル完全ガイド(年間総覧)
本記事は、その「後」の話です。
王冠は載った。王座には着いた。
では——王として最初の15日間を、どう歩くか。
6/30の山羊座満月から、7/14の蟹座新月まで。たった15日間ですが、この期間には水星逆行、火星と天王星の直列、海王星逆行、そして蟹座新月と、静かだけれど深い——ときに激しい——天体の動きが重なっています。
「今日は何を意識して過ごせばいいのか」——そんな問いに答える、日単位の実践ガイドをお届けします。
7月前半の構造——拡大と内省、そして稲妻
この15日間の空を、ひと言で表すなら——
「アクセルとブレーキが同時に踏まれている。そしてその途中に、稲妻が走る」。
まず、アクセルの側。
6/30 14:52に木星が獅子座に入りました。木星は「拡大」と「保護」の天体。獅子座は「表現」と「主役」の星座です。この組み合わせが意味するのは、外に出たい、大きく表現したい、自分の力を使いたいというエネルギーが一気に立ち上がること。戴冠したばかりの王が、「さあ動くぞ」と意気込んでいる——そういう熱量です。
ところが、ブレーキの側。
同じ6/30の02:36から、水星が逆行に入っています。
しかも、今回の水星逆行には大きな特徴があります。
全行程が蟹座の中で完結するのです。
蟹座26度15分で逆行を開始し、7/24に蟹座16度19分で順行に戻る。約24日間、ずっと蟹座の中を行ったり来たりする。蟹座は、家、家族、ルーツ、感情の基盤——「帰る場所」の星座です。
そして、もうひとつ見逃せないのが、2026年の水星逆行のパターンです。
今年の水星逆行は3回。そのすべてが水のサイン(魚座→蟹座→蠍座)で起きるという稀な年回りです。水のサインの逆行は、通信機器のトラブルよりも、感情の再訪——過去に片づけきれなかった感情、言いそびれた言葉、向き合いきれなかった関係性が水面下から浮上してくる——が中心になりやすい傾向があります。
つまり、7月前半はこういう構図です。
木星(獅子座)=「外に出ろ。表現しろ。王として立て」
水星逆行(蟹座)=「急ぐな。まず内を見ろ。帰る場所を確かめろ」
矛盾しているように見えますが、むしろ補い合っています。
たとえば、こう考えてみてください。
新しい仕事やプロジェクトに飛び込む前に、自分の足元——健康、家庭、人間関係の基盤——がしっかりしているかを確認する。その確認をせずに外に飛び出せば、どこかで足をすくわれる。王座に着いた直後に最初にすべきは、城の外に出ることではなく、自分の城の内側をよく見ること。
外に向かう力が強まるからこそ、内の基盤を確認する時間が先に来ている——そう読むと、この配置は理にかなっています。
そして、この内省の期間の真ん中で、7/4に火星と天王星が双子座で直列します。これは「マジック・トライアングルの点火」とも言える配置で、7月後半に控える巨大な三角形の予告が、個人のレベルで先に届く日です。静かな1週間に走る稲妻——その詳細は、後ほどお伝えします。
ここに、7/7からは海王星逆行も加わります。
7月前半の天体配置を、まず一覧にまとめておきます。
| 日時(JST) | 天体イベント | ひと言メモ |
|---|---|---|
| 6/30 02:36 | 水星逆行②開始(蟹座26度15分) | 〜7/24順行。全行程が蟹座内で完結 |
| 6/30 08:57 | 山羊座満月(8度15分) | 本記事の起点。「戴冠の満月」 |
| 6/30 14:52 | 木星獅子座入り | 〜2027/7/26。約12年ぶりの獅子座木星 |
| 7/4 15:07 | 火星・天王星コンジャンクション(双子座3度52分) | マジック・トライアングルの点火。翌日にかけ海王星・冥王星とも接触 |
| 7/7 19:55 | 海王星逆行開始(牡羊座4度25分) | 1月の牡羊座入り後、初の逆行 |
| 7/14 18:44 | 蟹座新月(22度59分) | 本記事の到達点。水星逆行中の新月 |
では、この15日間を、順番に歩いていきましょう。
7/1〜7/6:王座に着いた、最初の1週間
6/30の三重イベントが過ぎた直後の、最初の1週間です。
体感としては、「大きなことがあった翌日」のような感覚を持つ人が多いかもしれません。
水星逆行の初期——とくに最初の1週間は、逆行の影響が体感として出やすいとされる時期です。水星が速度を落とし、静止点(ステーション)を通過した直後は、まだ「逆行のリズム」に身体が馴染んでいない。日常の歯車が、ほんの少しだけ噛み合わない感覚が出やすいのです。
水星逆行初期に起きやすいこと
- メールの誤送信、連絡の行き違い、伝えたつもりが伝わっていない
- 予定の急な変更やキャンセル
- 過去の人から突然の連絡が来る(しばらく音沙汰のなかった相手から)
- 「あのとき言えなかったこと」が急に胸の中で完成する
- 家族との間で、昔のことが蒸し返される
- 契約や大きな買い物は「急がないなら急がない」が無難
ただし、これらはあくまで一般的な水星逆行の傾向です。
今回の蟹座での逆行には、もう一段深い層があります。
蟹座は「母」「家系」「感情の原風景」を司る星座です。
水星がここを逆行するということは、通信や移動のトラブルよりも、自分の感情の基盤——とくに家族やルーツにまつわる記憶や感情が再訪してくる可能性が高い。
幼い頃に言われた一言が、なぜか急に思い出される。
親との関係について、今さら考える時間が来る。
「帰る場所」という言葉の意味が、自分の中で静かに問い直される。
ふだんなら流せることが、この週は胸の奥に引っかかることがあるかもしれません。仕事で疲れて家に帰ったとき、いつもなら何も感じないはずのリビングの風景が、妙に寂しく見える。あるいは逆に、何気ない家族の一言がいつもより温かく響く。感情のアンテナの感度が上がっている、と言えば伝わるでしょうか。それが蟹座の水星逆行の質感です。
これは、厄介なことではありません。
王座に着いた人間が最初にすべき「城の内側の点検」が、感情の領域で起きている——そういう時期です。
7/4:静かな1週間に走る稲妻——火星・天王星コンジャンクション
ただし、この穏やかな内省の1週間に、ひとつだけ、性質の違う日があります。
7/4 15:07(JST)、火星と天王星が双子座3度52分でコンジャンクション(直列)します。
火星は「行動」「意志」「切り込む力」の天体。
天王星は「革新」「突破」「予想外の変化」の天体。
この二つが同じ度数で重なるのは、約2年に一度の配置です。
火星・天王星のコンジャンクションは、穏やかな配置ではありません。
ひと言で表すなら、「稲妻」。
静かに城の内側を点検しているときに、窓の外で稲光が走る。あるいは、内省の中で突然、鋭い気づきが降りてくる。それがこの日の質感です。
とくに重要なのは、この配置がマジック・トライアングルと密接につながっている点です。
7月後半(7/16〜7/25)に、天王星・海王星・冥王星が巨大な三角形を描く「マジック・トライアングル」が控えています(本記事の最後でお伝えします)。火星・天王星のコンジャンクションが起きる双子座3度52分は、マジック・トライアングルの頂点のひとつである天王星の位置そのもの。
しかも、火星はこの直列の後、わずか31時間のうちに——
7/5 09:44:火星セクスタイル海王星(牡羊座)
7/5 22:06:火星トライン冥王星(水瓶座)
——マジック・トライアングルの残り2頂点(海王星・冥王星)ともアスペクトを形成します。
つまり、7/4〜7/5のわずか1日半で、火星が個人レベルでマジック・トライアングルの設計図を丸ごとなぞるのです。
7月後半の本番では、木星(社会的な拡大の力)がこの三角形に加わって「時代の窓」が開きます。その2週間前に、火星(個人の意志と行動の力)が同じルートを先に走る。
たとえるなら、こうです。
大きな舞台の本番前に、一人だけ先にリハーサルで舞台に立つ。照明も音響もまだ本番仕様ではないけれど、舞台の広さ、空気の質、自分が立つ位置——それを身体が先に知っている。本番で照明がフルに点いたとき、身体はすでに覚えている場所に立てる。
7/4の火星・天王星は、マジック・トライアングルの「個人リハーサル」です。
7/4前後に起きやすいこと
- 突然の気づき、予想外の情報、思いがけない着想が降りてくる
- 急に行動したくなる衝動(ただし、水星逆行中なので「受け取るだけ」にとどめるのが賢明)
- 人間関係での突発的な展開——急な連絡、率直な言葉、予期しない対話
- 双子座のコンジャンクションなので、「言葉」「情報」「コミュニケーション」の領域で起きやすい
- 電子機器のトラブルが重なりやすいタイミング(水星逆行+天王星の電気的エネルギー)
この日に大きな決断をする必要はありません。むしろ、降りてきたものを「受け取る」だけにとどめるのが、水星逆行中の賢明な過ごし方です。
稲妻は、行動の合図ではなく、照らす光です。
一瞬の閃光で見えた風景を覚えておいてください。それが何を意味するかは、7月後半のマジック・トライアングルの中で明らかになります。
この1週間の過ごし方
大きな決断を急ぐ必要はありません。新しいプロジェクトを立ち上げたくなるかもしれませんが(木星獅子座のアクセルが効いているので、その衝動は自然なものです)、ここは少しだけ待つ。
むしろ、この1週間は「内側の棚卸し」に充てるのが、この時期の空の配置に沿った過ごし方です。7/4の稲妻で何かが見えたなら、それをメモしておく。ただし、すぐに動かない。
具体的には:
- 予定を詰めすぎない。空白の時間を意識的に作る
- 過去の人から連絡が来たら、拒絶も即答もせず、まず受け取る
- 家族との会話の中に、「あ、これは古い感情だな」と気づく瞬間があれば、ただ眺める
- 7/4前後に降りてきた気づきや着想は、ノートに書き留めておく(行動は7月後半以降に)
- 日記やジャーナリングを始めるなら、この週が最適なタイミング
◆ 7/1〜7/6のジャーナリング
「わたしが”帰る場所”だと感じているのは、どこだろう。
それは場所だろうか、人だろうか、それとも自分の中にある何かだろうか。
そして、その場所は今の自分にとって、安全な場所だろうか。」
もし7/4前後に何かが閃いたなら、もうひとつ——
「今、一瞬だけ見えたものは何だっただろう。
それは、外の世界のことだろうか。それとも、自分自身のことだろうか。」
答えがすぐに出なくても構いません。問いを立てること自体が、蟹座の水星逆行と呼応する行為です。答えは、この15日間のどこかで、ふと降りてきます。
7/7:海王星逆行開始——ビジョンの試運転を止めて、確認する
7/7 19:55(JST)、海王星が牡羊座4度25分で逆行を開始します。
これは、2026年の天体の動きの中でも、特に注目すべきイベントのひとつです。
なぜ注目すべきなのか
海王星は、ひとつの星座に約14年間滞在する天体です。
2012年から14年間、海王星は魚座にいました。魚座の海王星が照らしていたテーマは「共感」「融合」「境界の溶解」。SNSの急拡大、シェアリングエコノミー、多様性の尊重——個と個の境界が良くも悪くも曖昧になった時代は、魚座海王星の時代だったとも読めます。
その海王星が、2026年1月に牡羊座へ移動しました。
牡羊座は「始まり」「個の自立」「衝動」の星座です。海王星がここに入ったことで、「融合」から「個」へ、「共感」から「自分のビジョン」へ、時代の水脈が切り替わりつつある——そういう文脈の中にいます。
その牡羊座の海王星が、入座からわずか半年で、初めての逆行を迎えるのです。
海王星逆行の意味
海王星の逆行は、毎年約5ヶ月間起きるもので、それ自体は珍しい現象ではありません。
けれど、新しいサインに入った直後の最初の逆行には、特有の意味があります。
たとえるなら、こうです。
引っ越したばかりの新しい家で、最初の数ヶ月は「ここはこういう場所なんだ」と感じながら過ごします。けれど半年ほど経ったところで、ふと立ち止まる瞬間が来る。「本当にこの場所でいいのか」「この部屋のレイアウトは自分に合っているのか」。最初の逆行は、その「立ち止まって確認する」タイミングです。
海王星の逆行を、ひと言で言い換えるなら——
「新しいビジョンの試運転期間が終わり、一度立ち止まって確認する」。
1月以降、あなたの中に浮かんできた直感やビジョン、「これからはこうなるかもしれない」「こういう方向に進みたい」という漠然としたイメージ。それらが、本当に自分の中心から来ているものなのか。外の世界の熱気や、SNSで見かけた誰かの理想に煽られて膨らんだだけのものではないか。それを静かに確かめる時間が、ここから始まります。
ここで、7/4の火星・天王星コンジャンクションとの関係にも触れておきます。
7/4に「稲妻」のように降りてきた気づきやビジョンがあった人は、7/7以降の海王星逆行がそれを静かに検証する期間に入ります。「あの閃きは、本当に自分の中心から来ていたのか」「興奮に任せて膨らませていないか」。稲妻で一瞬見えた風景を、今度は静かな月明かりのもとでもう一度見る——そういう関係です。
水星逆行+海王星逆行の二重構造
注目すべきは、このタイミングです。
7/7の時点で、水星逆行(蟹座)はすでに1週間が経過しています。
つまり——
水星逆行(蟹座)=感情の基盤を見直す
海王星逆行(牡羊座)=ビジョンを確認する
この二つが、同時に走り始める構造です。
7月前半が「静かに深い」期間だと言ったのは、この二重の逆行構造があるからです。忙しいのではなく、深い。外に出て何かをする時期というよりも、内側で二つの棚卸しが同時に進んでいる時期です。
海王星逆行中に意識したいこと
- 「ビジョン」と「幻想」の境界を意識する。直感を否定する必要はないが、「これは自分の中心から来ているか」という問いを持つ
- スピリチュアルな情報に対して、いつもより「確認する目」を持つ(海王星は夢と幻想の両方を司る天体です)
- すぐに行動に移すよりも、もう少し手元で温めてから動く
- 「誰かのビジョン」に乗っかっていないか、定期的に確認する
逆行期間は12/13まで。約5ヶ月ありますので、焦る必要はありません。
この7/7は、その長い確認期間の入り口です。
7/8〜7/13:月が暗くなる6日間——蟹座新月の前夜
7/7の海王星逆行開始から、7/14の蟹座新月まで。
この6日間は、天文学的に月の光が最も暗くなっていく期間にあたります。
新月とは、月と太陽が同じ方角に並び、月の光がゼロに近づく瞬間のこと。7/14の新月に向かって、夜空から月明かりはじわじわと消えていきます。
これは単なる天文現象ですが、古来、この「新月前の暗くなる期間」は、人の内面にも影響を与えるとされてきました。新月が「種を蒔く日」なら、その前夜は「畑を耕す日」です。
この時期に起きやすいこと
- 疲れやすさ、だるさ(とくに睡眠の質が変わる人が多い)
- 古い感情がふわっと浮上する(抵抗せず、ただ眺める)
- 「もういいな」と、自然に何かを手放せる瞬間が来る
- 未来の計画よりも、今この瞬間の自分を静かに見つめたくなる
- 人混みが疲れる、一人の時間がほしくなる
ここで大切なのは、「何もしていない」「進んでいない」と自分を焦らせないことです。
この6日間の空の状態を整理してみましょう。
水星逆行(蟹座)が進行中。海王星逆行が始まったばかり。月の光が暗くなっていく。
三重の「内へ向かう力」が同時に働いているのです。
外に向かう行動力が落ちるのは当然であって、それは不調ではありません。空の配置に沿った、自然なリズムです。むしろ、ここで無理に動こうとする方が、この時期のエネルギーに逆行することになります。
この時期は、身体にも変化が出やすいタイミングです。いつもより眠い、頭がぼんやりする、集中力が続かない——そういった体感は、不調のサインというよりも、身体が「内側のモードに切り替わっている」合図だと受け取ってください。可能であれば、仕事の予定も少しゆとりを持たせておくと楽に過ごせます。
この期間の過ごし方
とくに7/11〜7/13の3日間は、新月直前の最も暗い時間帯です。
意識的に静かな時間を取ることをおすすめします。
- 夜の予定をなるべく減らす
- 入浴時間を長めに取る、自然塩を入れた湯に浸かる
- 古い持ち物の整理、使っていないものの処分(物理的な手放し=内面の手放しと連動しやすい)
- 7/4に受け取った気づきを、もう一度静かに眺めてみる(まだ行動しなくていい)
- 新月に向けた意図を「下書き」しておく(清書は7/14に)
◆ 7/8〜7/13のジャーナリング
「もう持たなくていいものは何だろう。
それは、物だろうか。考え方だろうか。誰かとの関係性だろうか。
手放したあとに残るものは、軽さだろうか、それとも、寂しさだろうか。
その両方があってもいい、と思えるだろうか。」
畑を耕す期間に、急いで種を蒔く必要はありません。
この6日間は、7/14の蟹座新月が来るまでの、静かな準備期間です。土を整え、古い根を取り除き、新しい種を迎え入れる余白を作る時間として使ってください。
7/14:蟹座新月——内向きの種を蒔く
7/14 18:44(JST)、蟹座22度59分で新月を迎えます。
新月は、月の光がゼロになり、そこから再び満ちていく——あらゆる「始まり」の起点とされる瞬間です。意図を設定する、新しい決意を立てる、これから育てたいものに意識を向ける。スピリチュアルの世界では、「新月に願いごとを書く」という習慣が広く知られています。
ただし、この蟹座新月は、水星逆行の真っ只中に起きます。
6/30に始まった水星逆行は、7/24まで続きます。つまり、7/14の新月は逆行のちょうど折り返し地点あたりに位置しています。
水星逆行中の新月には、通常の新月とは少し異なる性質があります。
逆行中の新月で蒔く「内向きの種」とは
通常の新月は「外に向かう種」を蒔く。新しいプロジェクトの開始、SNSの発信、人との出会い、行動を起こす。
けれど、水星逆行中の新月で蒔くのは、内に還る種です。
「新しいプロジェクトを立ち上げる」「大きな買い物をする」「関係性を前に進める」といった外向きのアクションには、この新月はあまり向いていません。それよりも、この15日間をかけて受け取った気づき——帰る場所の再確認、7/4の稲妻で見えたもの、ビジョンの棚卸し、手放せたもの——を、ひとつの意図として静かに胸の中に置いていく。
蟹座の新月が照らすテーマです:
- 帰る場所、心の安全基地を確かにする
- 家族との関係性を改めて見つめる
- 感情的な安定の基盤を育てる
- 「守るもの」と「守られること」のバランスを取る
- 自分の内側に「城」を持つ
6/30の山羊座満月が「王座に着く」満月だったとすれば、
7/14の蟹座新月は「王の内側に帰る場所を据える」新月です。
山羊座と蟹座は、ちょうど向かい合う星座(オポジション)の関係にあります。山羊座が「社会での達成」を象徴するなら、蟹座は「帰る場所の確保」を象徴する。王座に着くこと(山羊座満月)と、帰る場所を持つこと(蟹座新月)は、セットで完成する構造です。
王座に着いただけでは、王にはなれません。
帰る場所を持っている人だけが、外の世界で長く、本当の力を使い続けられます。
蟹座新月の意図設定ガイド
この新月に合わせて、意図設定のジャーナリングを提案します。
水星逆行中なので、「宣言」や「決意」よりも、「確認」や「問いかけ」に近いトーンで書いてみてください。力強く「こうなる!」と書くよりも、「こうだったんだな」「こうありたい」と、自分の内側をそっと確認する感覚です。
タイミングとしては、新月の時刻(18:44)の前後数時間——7/14の午後から夜にかけてが最適です。静かな場所で、ノートとペンを用意してください。スマートフォンのメモでも構いませんが、手書きの方が感情と結びつきやすいとされています。
◆ 7/14のジャーナリング(3つの問い)
① 「わたしが安心して帰れる場所を、ひとつだけ挙げるなら、どこだろう。」
——場所でも、人でも、自分の中の感覚でもかまいません。
② 「この15日間で、わたしが確認できたことは何だろう。」
——大きな発見でなくても構いません。「ああ、これだったんだな」というものがあれば。
③ 「帰る場所が確かなら、次にわたしが向かいたい方角は。」
——水星が7/24に順行に戻った後のための、静かな予告です。今は答えが出なくてよい。方角が見えたら、そのとき動けばいい。
書いた意図は、すぐに行動に移す必要はありません。
蟹座新月で蒔いた種は、7/24の水星順行を境に芽を出し始める。そのぐらいの時間感覚で、ゆったりと置いておいてください。急いで水をやらなくても、土の中で根は伸びています。
次に来るもの——マジック・トライアングルへの橋
7/14の蟹座新月で種を蒔いた、その2日後。
2026年最大級の天体配置が始まります。
マジック・トライアングル——7/16から7/25にかけて、木星・天王星・海王星・冥王星が連鎖的にアスペクトを結び、天空に巨大な三角形を描く10日間です。
| 日時(JST) | アスペクト |
|---|---|
| 7/16 05:36 | 天王星セクスタイル海王星(開幕) |
| 7/18 13:44 | 天王星トライン冥王星(1回目) |
| 7/20 16:23 | 木星トライン海王星 |
| 7/20 23:45 | 木星オポジション冥王星 |
| 7/21 20:10 | 木星セクスタイル天王星 |
| 7/24 07:58 | 水星順行(蟹座16度19分) |
| 7/25 14:28 | 海王星セクスタイル冥王星(1回目・閉幕) |
外側の惑星たちが一斉に動き出す、時代を動かすレベルのアスペクトが、わずか10日間に集中する。しかも、その真っ只中の7/24に水星逆行が終わり、順行に戻ります。
ここで、7/4の火星・天王星コンジャンクションの意味が改めて見えてきます。
7/4に火星がマジック・トライアングルの3頂点(天王星→海王星→冥王星)を31時間でなぞったのは、2週間後に始まるこの巨大な三角形の「個人レベルでの予行演習」だったのです。7/4に身体が先に受け取ったエネルギーの設計図が、7/16以降、木星を触媒にして社会レベルで開花する。
7月前半が「静かに深い」期間だったのは、この嵐の前の準備だった——そう読むことができます。
蟹座新月で内側に帰る場所を据え、自分の基盤を確認した人が、マジック・トライアングルの大きなエネルギーの中でも自分を見失わずに立っていられる。この15日間の過ごし方が、そのまま次の10日間の体験を左右する。そういう設計です。
マジック・トライアングルの詳細な解説は、下半期ガイドで扱っています。
7/24には水星逆行も終わり、止まっていた歯車が再び回り始めます。蟹座新月で蒔いた内向きの種が、そこから一気に外へ向かう力を得る——7月後半は、前半とはまったく違う景色が待っています。
▶ 2026年下半期スピリチュアルガイド|Sovereign Harvest
この15日間を、あなたの足で
6/30の山羊座満月から、7/14の蟹座新月まで。
ここまで、15日間の流れを一日単位で見てきました。
最後に、全体の流れを振り返っておきます。
| 期間 | テーマ | キーワード |
|---|---|---|
| 7/1〜7/3 | 水星逆行初期・城の内側を見る | 帰る場所の確認 |
| 7/4〜7/5 | 火星・天王星直列・マジトラの点火 | 稲妻と気づき |
| 7/6 | 稲妻の余韻を静かに受け取る | メモと内省 |
| 7/7 | 海王星逆行開始・ビジョンの確認 | 試運転から確認へ |
| 7/8〜7/13 | 三重の内省・畑を耕す | 手放しと浄化 |
| 7/14 | 蟹座新月・内向きの種を蒔く | 帰る場所を据える |
| 7/16〜 | マジック・トライアングル開幕 | 嵐の前の準備は済んだ |
戴冠は、派手なイベントです。
けれど、王になるのは、戴冠の翌日からの日常です。
水星逆行が「急ぐな」と言い、火星・天王星が「気づけ」と閃き、海王星逆行が「確かめろ」と言い、蟹座新月が「帰る場所を持て」と言っている。この15日間の空は、ひとつのメッセージで貫かれています。
外に出る前に、内側を整えよ。ただし、降りてきた稲妻は、見逃すな。
本記事で提案したジャーナリングの問いは、全部で三組あります。
7/1〜7/6の「帰る場所」と「閃き」、7/8〜7/13の「手放し」、7/14の「三つの問い」。すべてに取り組む必要はありませんし、ノートを広げる気分にならない日は、何もしなくて構いません。ただ、気が向いたときに問いに触れてみてください。問いを立てること自体が、この時期の空と呼応する行為です。
整えた人が、7/16からのマジック・トライアングルの中で、自分の力を最も大きく使える。わたしは、そう読んでいます。
あなたの15日間が、静かで、深い時間になることを祈っています。
根を張れ。そうすれば、空に届く。
堂脇隆資
ソブリン・チューニング(無料)
ソブリン・チューニングは、スピラボが毎月お届けしている遠隔エネルギーワークです。
参加費は無料。唱え文言を唱えるだけで、どなたでもその場で受け取れます。
この15日間をより深く過ごしたい方、自分の内側の基盤を整えたい方は、
まずはここから始めてみてください。
よくある質問
Q山羊座満月(6/30)にはどんな意味がありますか?
山羊座の満月は「成果の確認」「現実の着地」を象徴する満月です。2026年6/30の山羊座満月は8度15分で起き、同日に木星獅子座入り(14:52)が重なったことで「戴冠の満月」として位置づけられています。上半期に積み上げてきたものが一度形になる——その完了と到達を照らす光です。詳しくは6月後半の星空ガイドをご覧ください。
Q水星逆行中にやってはいけないことは?
「絶対にやってはいけない」ことはありません。ただし、大きな契約や購入は「急がなくていいなら急がない」のが無難です。今回の蟹座での水星逆行(6/30〜7/24)は、通信トラブルよりも感情面の揺り戻しが中心になりやすい傾向があります。過去の人からの連絡や、言いそびれた感情の浮上に備えて、心の余白を持っておくのがおすすめです。
Q7/4の火星・天王星コンジャンクションとは何ですか?
火星(行動・意志)と天王星(革新・突破)が双子座3度52分で重なる、約2年に一度の配置です。突然の気づき、予想外の情報、思いがけない着想が降りてくる日として注目されています。2026年の場合、7月後半のマジック・トライアングル(天王星・海王星・冥王星の巨大三角形)の「点火役」として位置づけられます。火星はこの直列の翌日(7/5)にかけて海王星・冥王星ともアスペクトを形成し、約31時間でマジック・トライアングルの3頂点すべてに触れます。降りてきた気づきは受け取りつつも、水星逆行中のため行動は急がず、メモにとどめておくのが賢明です。
Q蟹座新月(7/14)の意図設定のやり方は?
蟹座は「帰る場所・家族・感情の安全基地」を司る星座です。この新月の意図設定は、外向きの目標よりも、内向きの確認が向いています。「わたしが安心して帰れる場所はどこか」「この15日間で確認できたことは何か」など、自分の内側への問いかけの形がおすすめです。水星逆行中のため、書いた意図はすぐに行動に移さず、7/24の順行後に動き出すぐらいの余裕を持つとスムーズです。
Q海王星逆行(7/7〜)はどう影響しますか?
海王星は夢・ビジョン・直感を司る天体です。2026年1月に約14年ぶりに牡羊座へ移動し、7/7が牡羊座入り後の初逆行です。新しい時代のビジョンが「試運転モード」から「確認モード」に入る、という読み方ができます。直感やスピリチュアルな情報に対して、いつもより「これは自分の中心から来ているか」と確認する目を持つことをおすすめします。逆行は12/13まで続きます。
※本記事の天体データはSwiss Ephemerisに基づく計算値です。時刻はすべて日本標準時(JST)で表記しています。
※スピリチュアルな解釈は一つの見方であり、特定の効果や結果を保証するものではありません。体調や精神面に不安がある場合は、専門の医療機関にご相談ください。







