【2026年9月】乙女座新月から牡羊座満月へ|秋分、魂の望みをこの世界に生み出す

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藍色と朝の光が出会う草原に立ち、庭と暮らしへつながる金色の扉。

SPIRITUAL LABORATORY · SEPTEMBER 2026

魂の望みを、
この世界に生み出す。

乙女座新月から牡羊座満月へ
秋分を渡る、16日間の星の地図

9.11乙女座新月
9.23秋分
9.27牡羊座満月

自分を癒し、学び、内側の光に触れてきた。その時間の中で、以前には分からなかった事が分かり、使えなかった力が育ってきた方もいると思います。

では、その力で、これから何を生み出したいでしょうか。

誰かの役に立つ仕事。ずっと形にしたかった表現。大切な人と喜びを分かち合う暮らし。もっと深く探求し、使えるようになりたい能力。

自分の本質から湧いてくる望みには、この世界で生きる場所が必要です。

9月11日の乙女座新月から、9月27日の牡羊座満月へ。その途中には、9月23日の秋分があります。

今回の16日間を、私は「魂の望みを、この世界に生み出す期間」として観ています。内側に育った力を、自分が本当に生きたい人生へ注いでいく時間です。

前回の「祝祭のあとを生きる44日間」では、獅子の季節に受け取ったものを、自分の泳ぎ方として身につけていく過程をお伝えしました。今回は、その力を持つ自分が、どこへ向かい、どんな世界に触れたいかを考えます。

泳げるようになったから、行ってみたい場所がある。力が育ってきたから、実現してみたい事がある。その望みに、日々の時間と経験を与えていきましょう。

初めて読まれる方も、ここからご一緒ください。大切に育ててきたもの、これから試してみたい事。いまの自分の中にある、小さな関心から始めて頂けます。

※日時はすべて日本時間です。星座は西洋占星術のトロピカル方式によるサインを指します。天体の位置や時刻を確認したうえで、その意味と実践をスピラボの視点から読み解いています。

この16日間で、大切にしたいこと

2026年9月11日12時27分の乙女座新月から、9月23日9時05分の秋分を経て、9月27日1時49分の牡羊座満月へ。時刻は日本時間です。

新月に望みが育つ形を整え、秋分に人や世界との接点を育て、満月に自分の意志から生まれた経験を受け取る。この流れを、天体配置と12星座別の実践から読み解きます。

9月11日から27日までの星の流れ

まず、今回の道筋をまとめます。角度の名前は、この後の本文で意味と共に説明していきます。

日本時間 天体・暦の節目 今回読み解くテーマ
9月11日未明 天王星が双子座で逆行開始 自分に合う変化の進め方を見直す
9月11日12時27分 乙女座新月 本当の望みに、日々の形を与える
9月13日〜14日 水星が冥王星・海王星・天王星と相次いで角度を結ぶ 感じた事を確かめ、伝わる言葉にする
9月15日 太陽と火星がセクスタイル 身近な行動へ力を注ぐ
9月16日 金星と冥王星がスクエア/海王星と冥王星がセクスタイル 大切にする事と、握りしめる事を見分ける
9月18日〜19日 水星と土星がオポジション/射手座の上弦の月 望みを、続けられる約束へ変える
9月22日 水星と木星がセクスタイル 自分の希望を、未来へ開く言葉にする
9月23日9時05分 秋分・太陽が天秤座へ 本質の力と、それを生かす世界との接点を育てる
9月25日 中秋の名月 育ちの途中にある豊かさを味わう
9月26日 太陽と海王星がオポジション/太陽と冥王星がトライン 理想と現実を照らし合わせる
9月27日1時49分 牡羊座満月 自分の意志から、望むものを生み出していく

新月・満月の時刻と暦の情報、惑星の位置と角度を照合し、日本時間でまとめています。天体の意味づけは、スピラボによる占星術的な解釈です。

この表を見て、全部の日を意識しなければと思う必要はありません。まずは新月、秋分、満月の三つを覚えておいてください。

新月で、望みが育つ場所と、実践できる形を整える。

秋分で、自分の力を生かす人や世界との接点を育てる。

満月で、自分の意志を現実へ表し、そこから生まれる経験を受け取る。

この順番が、今回の記事の骨格です。

夏の光を、これからの人生に生かす

2026年のスピラボでは、ソブリン・ジェネシスという言葉を通して、自分の人生を、自分の意志から創っていくというテーマをお伝えしてきました。

7月には、天王星・海王星・冥王星のつながりを扱ったマジック・トライアングル。その先に、7月29日の水瓶座満月ライオンズゲートと8月の獅子座皆既日食がありました。

この流れの中で、私が大切にしているのは、自分の本質をこの身体に迎え、その力を生きる場で使う事です。

スピラボで扱っている高次の自己(ハイヤーセルフ)の顕現は、魂と肉体の関係、存在の在り方に関わるものです。自分の中心が明確になる事に加えて、知覚や能力の働き方、すでに持っている技術の生かし方にも、その探求は及びます。

内側で起きた変化を、実際の人生へどう結ぶか。ここから先にも、豊かな探求があります。覚醒と日々の変化についての記事や、エネルギーワークの考え方も、この探求を理解する手がかりになると思います。

たとえば、相手の状態を繊細に感じ取る力がある。その力を使って、人の話を深く聴く場をつくりたい。イメージを受け取る力がある。それを作品として表し、誰かに届けたい。ヒーリングを学び、自分なりの実践を重ねてきた。その力を、必要としている人との関わりで生かしたい。

能力が働く場と出会うと、その使い方も育ちます。相手の反応から学ぶ事があり、自分だけでは気づかなかった長所が見える事もあります。

ここには、自分から差し出す事と、世界から受け取る事の往復があります。

自分の中にあるものを表現する。届いた先の反応を受け取る。そこで分かった事を、自分の理解と実践へ持ち帰る。この関わりを通じて、内側の力と現実の経験が結びついていきます。

私は、その往復まで含めて、形而上と形而下を結ぶ事を大切にしています。高次の領域で受け取ったものに、肉体を持つ自分の経験を加える。その両方が、自分の人生を創る力になります。

これから何を生み出したいのか。その問いは、能力を持つ意味にも触れていきます。

魂の望みを探るときには、喜びと共に、ためらいにも耳を傾けてみてください。本当に実現したいからこそ、うまくいかない事が怖くなる場合もあります。その怖さだけで、望みを取り下げなくてよいのです。

誰かの期待に応えたい気持ちと、自分自身が経験したい喜びが混ざっている事もあります。なぜ惹かれるのか、何を大切にしたいのかを見つめながら、自分の望みへの理解を深めていけます。

仕事や活動を広げる事もあれば、身近な人との時間を豊かにする事もあるでしょう。自分の好きな世界を、もっと深く味わいたいという望みもあります。

今回の新月から満月へ向かう時間は、その望みに具体的な行き先を与えるために使ってみてください。夏に受け取った光を携えて、ここからどんな人生を生きたいのか。秋分が近づく今、その問いを自分自身へ差し出してみましょう。

9月11日、乙女座新月|願いが暮らせる場所をつくる

9月11日12時27分、乙女座で新月を迎えます。度数は乙女座18度台です。

乙女座は、物事をよく観察し、必要な手入れを加え、実際に機能する形へ整えるサイン。仕事、日々の習慣、身体との付き合い方、技術を磨く事などに関わります。

この新月の願いを考えるとき、私は「どんな未来が欲しいか」に加えて、「その未来が入ってこられる生活になっているか」を見て頂きたいと思います。

たとえば、もっと創造的に生きたいと願っているのに、一日の予定が、誰かへの対応だけで埋まっている。

自分の感覚を育てたいと願っているのに、少し時間が空くたびに、他人の解釈や情報を読み続けている。

新しい仕事を始めたいと願っているのに、必要な道具が使いにくく、取りかかるまでに毎回気力を使い果たしている。

こうした場合、願いそのものを強くする事と共に、願いが育つ環境を変える事が役に立ちます。

好きな植物を迎えるとき、私たちは名前をつけるだけで終わらず、置き場所を決め、水を与え、光の入り方を見ます。願いにも、同じように居場所を用意してあげるのです。

創作なら、毎週一度の時間と、すぐ手を伸ばせる道具。学びなら、読んだ事を一つ試す機会。人間関係なら、相手の都合を聞くのと同じように、自分の都合も伝える習慣。

乙女座の力は、こうした具体性の中で生きてきます。

「水泳競争」を、今回の出発点として読む

この新月のサビアンシンボルは、乙女座19度「水泳競争」。サビアンは、黄道の一度ごとに象徴的な絵を対応させる読み方で、18度台は19番目のシンボルを用います。

前回の記事では、この絵から「自分の泳ぎ方」を読み解きました。今回は、その先にある、技術と実践の関係に目を向けてみます。

水の中では、泳ぎ方を知っている事と、実際に泳げる事の違いがはっきりします。頭の中の理解を、呼吸や腕の動きに結びつけて初めて、身体が前へ進むからです。

これは、スピリチュアルな学びにも共通します。

ヒーリングの技術を学び、実際に使いながら感覚を確かめる。浮かんだイメージを絵や言葉にして、誰かに届けてみる。大切にしたい暮らしを思い描き、そのための時間や空間をつくる。

どれも、理解から実践へ渡る場面があります。

そのとき、うまく出来ない部分が見えてくるのは自然です。水に入ったからこそ分かる事がある。その情報を使って、次の動きを整えていけばよいのです。

今回の新月で、生活を全部作り替える必要はありません。いちばん育てたい望みを一つ選び、その望みのために変える行動を一つ決めてみてください。

「自分らしく生きます」と書いた後に、「そのために、今週は何をするか」を添える。ここまで書くと、意図が今日の生活とつながり始めます。

整える力を、自分への取り締まりにしない

乙女座の細やかな目は、修正する箇所を見つけるのが得意です。その目が厳しくなりすぎると、いつまで経っても「まだ足りない」が終わらなくなります。

一つ整うと、次の欠点が見える。学べば学ぶほど、自分の未熟さが分かる。すると、動き出す条件が少しずつ厳しくなっていくのです。

今回、気をつけたいのはここです。

手入れによって、望む事をしやすくなっているでしょうか。それとも、手入れそのものが増えて、望む事に使う時間が減っているでしょうか。

もし後者なら、手入れの方法を変える余地があります。習慣は、あなたが生きるために使うものです。習慣を守るために人生を狭くする必要はありません。

願いを言葉にするところから始めたい方は、新月の願い事の書き方も参考にしてください。書いた望みを、この期間の実践へつなげていけます。

同じ日の天王星逆行|変化を、自分の速度に取り戻す

新月と同じ9月11日の未明、天王星は双子座5度台で逆行に転じます。

逆行は、地球から見た天体の位置が、黄道上で通常と反対の向きに動いて見える現象です。天王星が宇宙空間で急に引き返す訳ではありません。

占星術では、その天体が扱うテーマを振り返り、内側で見直していく期間として読みます。

双子座の天王星であれば、情報、言葉、学び方、考え方、コミュニケーション。春から夏にかけて取り入れた新しい方法が、自分にどう働いているかを確かめる機会です。

便利な道具を増やしたはずが、確認する場所ばかり増えた。学ぶ対象を広げた結果、何を深めたかったのか分からなくなった。発信を始めたけれど、反応を追ううちに、自分の伝えたい事が薄くなった。

思い当たるものがあれば、一度整理してみてください。

変化の価値は、取り入れた数だけで決まるものではありません。自分の理解や表現がどれだけ深まり、何を出来るようになったか。その実感も大切です。

この新月に天王星の逆行開始が重なる事を、私は「変化を、自分のものにしていく」という合図として読みます。

外の世界がどれだけ速く動いていても、自分の中で経験を消化する時間には、固有の速度があります。それを無視すると、新しい情報を大量に持っていても、自分の判断に使えない状態になってしまいます。

最近取り入れたものを、一つだけ見直してみましょう。

「これを使う事で、私は何が出来るようになりたかったのか」

その目的が今も大切なら、使い方を整える。目的が変わっているなら、別の方法を選ぶ。続けるか、減らすか、変えるか。その判断を、自分の側へ取り戻すのです。

9月13日〜16日|直感に、言葉と行動を与える

乙女座の支配星は、水星です。その水星は、新月当日には天秤座に入っています。

ここに、今回の新月らしいつながりがあります。自分を整える乙女座の新月を支える水星が、すでに「相手とどう関わるか」という天秤座の領域を進んでいるのです。

整えてきたものを、人とのやり取りに生かす。学んだ力を使い、届いた先の反応も受け取る。秋分から始まるテーマは、新月の時点で、すでに小さく顔を出しています。

9月13日、水星は冥王星とトラインを結び、海王星とはオポジションをつくります。続く14日には、天王星ともトラインになります。

トラインは約120度の調和角、オポジションは約180度の向かい合う角度です。ここでは、深く考える力、直感や想像力、新しい見方が、言葉と思考を扱う水星に関わってきます。

感じた事と、確かめた事を並べてみる

この数日は、ふとした気づきや、これまでと違う見方を記録しておくのによい節目として使えます。

ただし、海王星が関わるときは、感じた印象の中に、自分の期待や心配が混ざっていないかも見ておきたいところです。

「あの人は私に怒っている気がする」という感覚があったとします。確かに相手の態度が変わっているのかも知れません。一方で、返信が短かっただけで、その理由は忙しさかも知れません。

このとき、感覚を捨てる必要はありません。その感覚を、確かめるための入口にすればよいのです。

ノートを使うなら、「感じた事」「確認出来ている事」「これから聞いてみたい事」の三つに分けてみてください。直感を大切にしながら、相手の現実にも触れられる形になります。

これは、見えない領域を扱うときにも役立つ姿勢です。受け取った感覚をすぐに最終結論にせず、記録し、実践と照らし、理解を育てる。その積み重ねによって、自分がどのように知覚し、どこで思い込みが入りやすいかも分かってきます。

9月15日、太陽と火星|小さくても、外へ働きかける

15日には、乙女座の太陽と蟹座の火星が、約60度のセクスタイルを結びます。目的意識と行動力の協力関係として読める配置です。

この時期の一歩は、身近で具体的なものが似合います。

片づけた机で、実際に書き始める。考えていた予定を、関係する人に相談する。学んだ技術を、習った範囲で丁寧に練習する。作りたいものの、最初の形をつくる。

頭の中だけにあった計画に、現実からの返事をもらうのです。

やってみると、思ったより簡単だった事も、意外に手間がかかる事も見えてきます。それは計画を生きたものにする情報です。良い感触だけを集めず、調整が必要な部分も持ち帰ってください。

9月16日、金星と冥王星|大切だからこそ、握り方を見直す

16日には、蠍座の金星と水瓶座の冥王星がスクエアを結びます。約90度の、緊張を伴う角度です。

金星が象徴するのは、愛、美しさ、喜び、価値を感じるもの。冥王星は、深い変容や、容易には手放せない力に関わります。

この組み合わせを、単純に「関係が悪くなる日」とは読みません。むしろ、大切なものに対して、自分がどんな握り方をしているかに目を向ける日として活用出来ます。

好きだから相手の反応が気になる。失いたくないから、自分の希望を隠す。価値を認めてほしいから、必要以上に与えてしまう。

そこには、愛情や情熱と、不安から相手を確保したい気持ちが、同時にある場合があります。

「私は何を大切にしたいのか」と、「私は何を失うのが怖いのか」を、分けて書いてみてください。同じ相手や仕事について書いていても、二つの答えは違ってくるかも知れません。

この区別が出来ると、不安を鎮めるためだけに行動する前に、本当に大切にしたいものを守る方法を考えられます。

深く結びつく事と、自分を明け渡す事の間には、選べる関わり方があります。

受け取った感覚をどう見分けるか、さらに深めたい方へ。直感の鍛え方・磨き方では、自分の中心に耳を澄ます実践をお伝えしています。

9月16日、海王星と冥王星|夏の三角形は、秋にも続いている

同じ16日、牡羊座の海王星と水瓶座の冥王星が、再びセクスタイルを結びます。

7月の記事から読んでいる方には、見覚えのある組み合わせだと思います。夏のマジック・トライアングルを構成していた一辺です。

動きの遅い天体同士の配置は、一日のイベントで完了するものではありません。逆行をはさみながら、同じ角度を何度か結び直し、長い期間にわたって背景をつくります。

7月の集中した時期が過ぎても、その天体同士の関係が消えてしまった訳ではないのです。

この再接近を、私は「夏に見えた可能性を、いまの自分の深さで受け取り直す機会」として観ています。

最初に浮かんだビジョンは、大きく、まぶしく、細部が見えにくかったかも知れません。そこから生活を重ねた今は、その中の何に本当に惹かれていたのか、以前より具体的に分かる事があります。

人の役に立ちたいと思った。その中でも、説明する事が好きなのか、直接手を動かして支える事が好きなのか。自由になりたいと思った。その自由は、時間の自由なのか、自分の意見を言える自由なのか。

ビジョンの言葉が具体的になるほど、自分が注ぐ力の向きも定まります。

海王星の広がりと、冥王星の深さ。そのつながりを生かすなら、遠くの理想だけでなく、その理想に向かう自分の根にも触れてみてください。

「私は、なぜこれを実現したいのだろう」

最初の答えの下に、もう一つ答えがあるかも知れません。評価されたい気持ちが見つかる事もあれば、長く忘れていた喜びに出会う事もあります。その両方を知った上で、どの望みを育てていくかを選べます。

そして、この外惑星のつながりは、27日の満月で、もう一度記事の中心に戻ってきます。

9月18日〜22日|望みを、続けられる約束に変える

9月18日には、天秤座の水星と牡羊座の土星が向かい合います。19日には、射手座で上弦の月を迎えます。

新月に蒔いた意図が、実際の予定や役割、使える時間と出会う頃です。

やりたい事は分かった。少し動いてもみた。そこで、「どこまで引き受けられるか」「いつなら取り組めるか」「何を変える必要があるか」という問いが具体的になってきます。

土星が関わる場面を、夢に対する不許可と考えなくてよいと思います。大切なのは、続けていける形を見つける事です。

毎日一時間を確保しようとして続かなかったなら、週に二回から始める方法もあります。全部を自分で担当しようとして難しいなら、分担を相談する事も出来ます。

その際、曖昧な約束を一つ、具体的にしてみてください。

「出来るだけ協力する」なら、どの範囲なら出来るのか。「近いうちに取り組む」なら、いつ一度着手するのか。「お互い無理をしない」なら、難しくなったとき、どう伝えるのか。

約束に輪郭があると、相手も自分も動きやすくなります。優しさを、想像だけで相手に読み取ってもらう必要がなくなるからです。

上弦の月は、方向と方法を照らし合わせる節目

射手座は、遠くの目標、意味、学び、視野の広がりに関わります。乙女座で始めた日々の手入れに、もう一度「何のために」という問いを差し込むサインです。

この一週間、整える事に一生懸命になって、最初の願いが見えなくなっていないでしょうか。

反対に、遠くの未来ばかりを考えて、今日出来る事を後回しにしていないでしょうか。

目の前の作業と、その先の願い。両方が見える位置に立つ。それが、今回の上弦の月の使い方です。

22日には、水星と獅子座の木星がセクスタイルを結びます。18日前後に現実的な条件を確かめた後で、もう一度、希望を言葉にする機会として読めます。

「この条件なら、ここまで出来そうです」

「私は、こういう形を一緒につくってみたいです」

出来ない事を確認するだけで会話を終えず、出来る可能性も差し出す。その一言が、秋分からの関係づくりにつながっていきます。

9月23日、秋分|本質の力を、世界との関わりへ

9月23日9時05分、太陽が天秤座へ入り、秋分を迎えます。

天文学的には、太陽の黄経が180度になる瞬間です。日本を含む北半球では、ここから冬至へ向けて夜が長くなっていきます。昼と夜がほぼ同じ長さになる頃ですが、大気による光の屈折などのため、実際の長さが完全に同じになる訳ではありません。

占星術では、太陽が牡羊座へ入る春分から、ちょうど反対側へ進んだ地点です。自分から始めたものが、人や社会との関わりの中で、どんな形になっているかを見渡す節目として読む事が出来ます。

今年の2月、牡羊座の入口では、土星と海王星が合をつくりました。自分が望む世界と、現実につくる構造。その二つを結ぶというテーマを、スピラボでも扱ってきました。

秋分には、その問いを、自分の外側にも開いてみます。

自分が生み出したいものは、誰に届くのか。どんな場所なら、その力を生かせるのか。そして、その関わりから、自分は何を受け取りたいのか。

内側にある力に、働く場所を与える

自分の中で大切に育ててきたものがあっても、どこで使えばよいか分からず、そのままになっている事があります。

得意な事はあるけれど、誰に伝えればよいか分からない。学んだ技術を使いたいけれど、どんな活動にすればよいか決められない。表したい世界はあるけれど、人に見せるところで立ち止まってしまう。

この秋分に考えたいのは、その力が働く接点をつくる事です。

一人に作品を見てもらう。自分が出来る事を言葉にして伝える。関心のある場へ、まず話を聞きに行く。今の活動の中に、育ってきた能力を生かす時間を設ける。

接点が生まれると、自分の中だけでは分からなかった事が見えてきます。役に立つと思っていた部分より、何気なくしていた事が喜ばれるかも知れません。自分が想像していた形より、もっと自然に力を使える方法が見つかる事もあります。

その経験を持ち帰る事で、自分の力への理解も深まります。

スピリチュアルな実践でも、受け取った感覚と、実際に使った経験の両方を大切にしてください。どこへ意識を向けたか。どんな働きを意図したか。自分は何を感じ、相手からはどんな反応があったか。その積み重ねが、自分の能力を扱う確かさにつながります。

差し出す事と、受け取る事から生まれるもの

天秤座が扱う関係には、相手の存在があります。自分の望みを表し、相手の望みも聴く。その間から、どんなものを一緒につくれるかを探ります。

私は、ここに創造の広がりを観ています。

一人では思いつかなかった案が、会話から生まれる。得意な事が異なる二人が協力して、新しい形をつくる。自分の表現に触れた人からの一言で、次に描きたいものが見えてくる。

自分の力を外へ出す事と、外から届くものを受け取る事。その両方を含めると、現実との関わりが豊かになります。

受け取るものには、助けや学び、感謝、対価、喜びがあります。必要としているものを自分でも知っておくと、続けられる関係の形を考えやすくなります。

相手からの応答が、自分の希望と違う場合もあります。そのときは、伝え方、提供する形、関わる相手や場を見直せます。自分の望みと、相手が選ぶ事。その両方を尊重しながら、方法を育てていきましょう。

自分の中心があるから、関わり方を変えられる

人との調和を考えるとき、自分の希望も、その関係に含めてください。

相手の役に立ちたい気持ちと、自分が続けたい活動が重なるところはどこか。今の自分が差し出せる力はどれくらいか。助けを受け取りたい部分はどこか。

その答えは、一度決めた後も変わります。活動が育ち、能力の使い方が深まり、関わる人が増えれば、必要な役割や分担も変わっていくからです。

自分が何を大切にしているかを知っているほど、そのための方法は柔軟に選べます。ここでいう均衡には、そのような生きた調整も含まれています。

相手に合わせるために自分を消す必要も、自分を保つために世界を閉じる必要もありません。自分の意志から関わり、その関わりの中で、新しい自分の可能性を知っていく事が出来ます。

今回の秋分で、私はその方向へ一歩進んで頂きたいと思っています。

内側に育った力を、ここから何に使いたいのか。どこで生かし、何を生み出したいのか。その答えに、人や世界との接点を与えていきましょう。

秋分の実践|生み出したいものから、関わりを考える

秋分の前後に、10分ほど、紙に向かう時間を取ってみてください。

まず、いちばん上に「私は、これを生み出したい」と一文で書きます。大きな人生目標でも、小さな作品や日々の暮らしの一場面でも構いません。自分がそれを望んでいるという実感を大切にしてください。

その下に、次の三つの欄をつくります。

書いてみる事 具体例
差し出す力 その望みのために、自分が生かしたいもの 知覚、ヒーリングの技術、表現、知識、経験、時間
受け取るもの 実現へ向けて必要な支えや、受け取りたい喜び 学び、協力、率直な感想、対価、一緒に取り組む楽しさ
つくる接点 その力を生かす人や場との、最初の関わり 試作品を届ける、活動を紹介する、協力を相談する、実践の場を設ける

たとえば、学んだヒーリングを、身近な人との関わりに生かしたい。

差し出すのは、習得した技術と、相手の話を丁寧に聴く時間。受け取りたいのは、相手がどう感じたかという率直な言葉。最初の接点は、関心があるかを聞き、双方が納得した形で試す機会を設ける事です。

創作なら、短い作品を一つ仕上げ、届けたい人に見てもらう。暮らしなら、大切にしたい時間について話し、自分と相手が出来る事を持ち寄る。同じ問いを、それぞれの場面へ使えます。

書き終えたら、最初の関わりを一つ選び、実際に動いてみましょう。その後、自分の力の使い方や、望みの形について何が分かったかを書き添えてください。

望みを持つ。力を使う。応答を受け取る。そこから、次の形をつくる。秋分の実践を、その往復へ育てていくのです。

9月25日、中秋の名月|満ちる前に、味わってよい

今年の中秋の名月は、9月25日です。

「満月は27日なのに?」と思われた方もいるでしょう。中秋の名月は、太陰太陽暦の8月15日の夜の月を指すため、天文学的な満月と、必ず同じ日になる訳ではありません。今年は2日ずれています。

この暦の違いを、今回の乙女座新月からの流れに重ねると、味わい深いものがあります。

完全に満ちる前の月を、美しいと眺める。

整いきる前の自分の生活にも、すでに受け取れる豊かさがある。

これは暦が人の運命を説明しているという話ではなく、月を眺める時間から、私たちが受け取れる一つの視点です。

何かが完成してから喜ぼうとすると、喜びはいつも次の目標の向こうへ移ってしまいます。仕事が落ち着いたら。もっと上手になったら。理想の状態に近づいたら。その「いつか」を待つ間にも、人生は進んでいます。

今日の食事がおいしい。少し話せて嬉しかった。以前より、自分の希望が分かる。まだ途中だけれど、作っているものに愛着がある。

そういう実りにも、目を向けてみてください。

ソブリン・ハーベストという下半期のテーマを、私はここで、成果を数える事と共に「実りを味わえる自分になる事」へ広げて読みたいと思います。

手にしたものがあっても、次の不足だけを見ていれば、受け取った実感は育ちません。自分の時間や技術が何かを生んだなら、その価値を一度、手元で確かめる。そこから次に何を育てるかを考えても、遅くはありません。

25日の夜は、月が見えたら眺めてみてください。曇っていても、好きなお茶をいれて、この夏から今日までに育ったものを一つ思い出す時間は持てます。

仕上がっていないものにも、今日の美しさがあります。

9月26日〜27日|理想を照らす太陽、意志を照らす満月

満月の前日、26日には、天秤座の太陽が牡羊座の海王星と向かい合い、水瓶座の冥王星とはトラインを結びます。

自分が目指しているものと、そこに重ねている理想像。その二つを照らし合わせるような配置です。

人と深く関わりたいという望みの中に、「何も言わなくても分かってほしい」が混ざっていないか。自分の力を生かしたいという望みの中に、「失敗せずに認められたい」が隠れていないか。

誰にでも、そうした願いはあります。気づいたからといって、望みそのものを取り下げる必要はありません。現実で育てる部分を、もう一段具体的にすればよいのです。

分かり合いたいなら、話す機会をつくる。力を生かしたいなら、試し、相手からの反応を受け取り、必要な改善をする。

理想が日常と結びつくときには、こちらから差し出す行動があります。

9月27日1時49分、牡羊座3度台の満月

9月27日1時49分、牡羊座で満月を迎えます。月は牡羊座約3度37分、太陽は天秤座の同じ度数です。

牡羊座は、「私はこうしたい」という始まりの意志。天秤座は、「あなたと、どう関わるか」という対話と関係。その二つが、満月の向かい合う光になります。

秋分で、自分の力を生かす接点を考えました。そこから生まれた経験を踏まえ、満月では「私は、この方向へ力を使いたい」という意志を確かめます。

作品を届けてみたら、もっと伝えたいものが見つかった。誰かと一緒に試す中で、自分の得意な働きが分かった。受け取った感覚を実践に生かした事で、深めたい能力が見えてきた。

経験した自分だからこそ分かる望みがあります。その望みを、次の行動や取り組みへ表してみてください。自分の意志と、相手や世界からの応答を、同じ現実の中で育てていくのです。

満月を「何かを終わらせる日」とだけ考える必要はありません。ここまで育ったものが見える事も、曖昧だった気持ちが明確になる事も、満ちるという象徴に含まれます。

「私は、これを続けたい」

そう分かる事も、立派な満月の答えです。

海王星に近い満月|感じる力に、選ぶ力を添える

今回の月は、牡羊座3度付近の海王星に近い位置で満ちます。

占星術では、月は感情や日々の反応、海王星は夢、想像力、霊的な感受性、境界の溶け合いを象徴します。その接近から、言葉になる前の感覚や、深く心を動かすイメージに意識を向ける満月として読めます。

創作をする方なら、浮かんだイメージを描く。日記をつける方なら、印象に残った夢や感情を書き留める。普段からエネルギーワークを実践している方なら、習得済みの方法を丁寧に使い、どのように感じたかを記録する。

そうした受け取り方が出来ます。

一方で、強く感じた事を、その強さだけで真実と決めない姿勢も大切です。感動、共感、期待、不安。心を動かすものには、いろいろな成分が含まれています。

特に相手の気持ちや将来の出来事については、内側の感覚と、外側で確認出来る情報を行き来してください。

新月後の水星の章でお伝えした「感じた事と、確かめた事を並べる」が、ここでも役に立ちます。

自分の感覚を尊重する事と、自分で判断する事。その両方を持っているほど、感受性を現実の中で生かしやすくなります。

夏の三角形に、太陽と月の光が通る

今回の満月には、もう一つ、見ておきたい構造があります。

天秤座の太陽、水瓶座の冥王星、双子座の天王星が、約120度ずつの関係に近づいています。数度の幅を認めて読むと、風のサインによるグランドトラインが見える配置です。

その太陽に、牡羊座の月と海王星が向かい合います。月は、冥王星と天王星へ、それぞれ約60度の関係も持っています。

つまり、太陽と月の対向に、外惑星との複数の調和角が組み合わさっているのです。すべてが同じ瞬間に厳密な角度になる訳ではありませんが、満月図全体として、つながりを読む事が出来ます。

7月には、外惑星の三角形へ獅子座の木星が加わる流れを扱いました。今回は、その三角形の近くを、私たちの目的意識と日常の感情を象徴する太陽と月が照らします。

この違いに、私は今回ならではの意味を観ています。

夏に「こんな未来もある」と見えたものを、秋には「では、自分は誰と、どんな形で関わるか」へと進める。大きな時代の物語を、今日の会話や選択にまで近づけるのです。

風のサインが扱うのは、言葉、理解、情報、交流。牡羊座が差し出すのは、自分から始める意志です。

感じた事を言葉にする。言葉を相手に渡す。相手の反応を聞き、方法を組み直す。そのやり取りの中で、自分の望みを現実の形へ育てていく。

今回の満月は、その実践を照らす光として受け取れます。内側に育ったものが、一つの表現や活動として世界に触れる。その接点から、次の可能性が生まれます。

思いが伝わる事を待ち続けるより、自分の言葉で伝えてみる。誰かに見つけてもらうのを待つだけでなく、自分の出来る事を差し出してみる。

この約2週間で整えたものに、外の世界との接点を一つつくってください。

満月のサビアン|二人で歩く、小さな道

牡羊座3度台の満月に対応するのは、牡羊座4度のサビアンシンボル。「人目につかない小道を散歩する二人の恋人」という絵です。

自分から始める力を持つ牡羊座の満月に、二人で歩く姿が描かれています。私はここに、自分の意志から大切なものと関わり、喜びを共にするという、今回の約2週間を結ぶ象徴を観ています。

自分を確立する事と、誰かを愛する事は、共に育てていけます。自分の足で立ち、自分で選んで、その人の隣を歩く。二人の歩幅が違えば、話し、時には立ち止まり、また歩き始める。

この絵は、恋人のいる方だけのものではありません。友人、家族、仕事の仲間との時間にも、自分の好きな創作や学びに向き合う時間にも、外からの評価をいったん離れて、大切なものと過ごす道があります。

新月の「水泳競争」では、自分の身体で進む力を確かめました。その先の満月では、その力を持つ自分が、誰と、何と、喜びを共にするかを選びます。

上手になる事に使ってきた時間の先に、身につけた力で人生を味わう時間がある。今回の満月には、その豊かさも受け取って頂きたいと思います。

12星座別|自分の力を、どこで生かすか

ここからは、普段の星占いで使う太陽星座を入口に、今回の流れを生活へ落とし込むヒントをお伝えします。各サインを起点に、乙女座新月・天秤座の太陽・牡羊座満月が巡る領域を読む、簡易的なガイドです。

個人の出生図全体を読む鑑定とは異なります。自分の状況に重なるところから活用してください。

牡羊座|自分の意志を、相手に届く形へ

新月では、日々の働き方や身体の扱い方を整え、自分が力を注ぎたい事に取り組める形をつくります。秋分からは、一対一の関係が焦点。自分のやりたい事を、具体的な提案として差し出してみましょう。

27日は、あなたのサインでの満月です。人と関わった経験から、どんな自分で活動したいかを確かめます。相手からの反応に、自分の意外な長所を見つける事もあるでしょう。

この期間の一歩は、「私はこの力を使って、こういう事をしたい」と一人に伝える事。その人の希望も聞き、双方が取り組める形を探してみてください。

牡牛座|好きな世界を、小さな作品にする

新月は、創造や喜びに時間を与える入口です。描く、書く、奏でる、育てる。自分が触れていたい世界へ、実際に手を伸ばしてみましょう。秋分からは、その楽しみを日常の中で続けられる形へ整えます。

満月には、静かな時間に内面を見つめ、自分がその活動から何を受け取っているかを味わいます。まだ人に見せていない望みを、形にする時間としても使えます。

短い文章や、小さな一品でもよいので、自分の好きなものを一つ完成させてみてください。つくる時間そのものが、自分にとっての豊かさを教えてくれます。

双子座|アイデアが育つ場をつくる

新月は、住まいや身近な環境、心の土台を整える入口です。あなたのサインでは天王星も逆行を始めます。春から増えた関心の中から、今も深めたいものを選び、取り組む場所を確保してください。

秋分からは創造や自己表現へ、満月では仲間や未来の目標へと焦点が移ります。自分が面白いと感じる事を伝えると、同じ関心を持つ人との接点を育てられます。

アイデアを一つ、話せる形にしてみましょう。「一緒に何が出来るだろう」と考える時間が、その構想に、自分だけでは描けなかった広がりを与えます。

蟹座|暮らしから育った力を、役割へ生かす

新月は、言葉や学び、身近なやり取りを整えるところから。人に説明したり、教わった事を試したりする中で、自分が自然に出来る事にも目を向けてください。秋分には、その活動を支える家や居場所を整えます。

満月が照らすのは、仕事や社会の中での役割です。身近な人を支えてきた経験や、積み重ねた知識を、外の世界でどう生かせるか考えてみましょう。

この期間には、誰かに提供できる事を一つ、具体的な言葉にしてみてください。大切にしたい暮らしと、自分が果たしたい役割の両方が見える形をつくります。

獅子座|持っている力に、新しい行き先を与える

新月は、資質、使える技術、時間やお金の扱い方を見直す入口です。夏に広がった可能性の中から、今の自分が力を注ぎたいものを選びましょう。秋分からは、学びや対話が、その使い方を育てます。

満月には、視野を広げる経験や、深く探求したい世界へ意識を向けます。すでに知っている場所の外に、その力を生かすヒントがあるかも知れません。

自分が出来る事を書き出し、その力を使って次に何を経験したいかを一つ決めてみてください。学ぶ先や届ける相手が見えると、日々の実践にも張り合いが生まれます。

乙女座|自分の可能性を、支え合える関係へ開く

あなたのサインでの新月です。これからどんな自分として生きたいか、そのために何を始めたいかを考えてみてください。自分の望みに合う習慣や環境へ、日々の手入れを向けます。

秋分からは、自分の価値や資源に目を向け、満月では人と共有するものや深い信頼を確かめます。自分が差し出せる力と、受け取りたい支えを知る事が、取り組みの幅を広げます。

実現してみたい事について、一つ協力を相談してみましょう。何を一緒に行い、何をそれぞれが担うかを話す事で、望みが具体的な計画へ育ちます。

天秤座|自分の望みから、関係を始める

新月には静かな時間を取り、表に出していなかった望みを聴いてみてください。秋分からは太陽があなたのサインへ入り、自分自身をどう表していくかがテーマになります。

満月は、一対一の関係を照らします。自分の望みを伝えたとき、相手がどう受け取り、何を望んでいるか。そのやり取りから、これから育てたい関係が見えてきます。

自分から誘う、提案する、関心を伝える。この期間には、そのうちの一つを試してみてください。相手に応じる力に、自分から関わりを生み出す力を加えていきます。

蠍座|大切な構想に、日々の力を注ぐ

新月は、仲間や未来の目標を見渡す入口です。蠍座を進む金星も、何を大切にしたいかという問いを身近にします。これから取り組みたい事と、その関心を分かち合える人を思い浮かべてみましょう。

秋分からは内面を深める時間を持ち、満月では仕事や日々の習慣を確かめます。静かに温めた構想に、実際の作業や実践の時間を与える流れです。

この期間には、その構想のために繰り返せる行動を一つ決めてください。調べる、練習する、書く。小さくても力を注ぐ場所があると、内側の願いが生活の中で育ち始めます。

射手座|自分の喜びを、仲間との創造へ

新月は、仕事や社会的な役割を整えるところから始まります。自分が実現したいものを、その役割の中でどう表せるか考えてみましょう。秋分からは、仲間や共通の目標とのつながりが助けになります。

満月が照らすのは、創造や楽しみ、自分らしい表現です。目標へ向かう中で、自分が面白いと感じるものを、もっと生かしてよいと気づくかも知れません。

自分が試したい案を一つ、仲間へ提案してみてください。喜びから生まれた発想が、誰かの得意な事と出会い、新しい形になる可能性を探ります。

山羊座|学んだ事を生かし、活動を支える暮らしを育てる

新月は、学びや広い視野を取り入れる入口です。秋分からは、それを仕事や役割にどう生かすかを考えます。最近得た知識の中から、実際に使ってみたいものを一つ選んでください。

満月は、家や自分の土台を照らします。外で生み出したいものがあるほど、集中できる環境や、力を取り戻せる時間の価値も見えてきます。

学びを一度実践し、その経験を踏まえて、続けるための生活の条件を一つ整えてみましょう。活動と暮らしが支え合う形をつくる事も、今回の創造に含まれます。

水瓶座|分かち合った経験を、届く言葉にする

新月は、人と共有する資源や責任、深い信頼を見渡すところから。自分一人では得られなかったものや、協力から生まれた力にも目を向けてみてください。

秋分からは学びや探求によって視野を広げ、満月では言葉や身近な対話へ、それを持ち帰ります。深く理解した事を、必要としている一人に届ける流れです。

この期間には、伝えたい事を短い文章や説明にまとめてみましょう。相手がどこに関心を持ったかを聞くところまで行うと、次に届ける言葉が育ちます。

魚座|自分の資質が生きる、豊かなやり取りをつくる

新月は、一対一の関係を見渡す入口です。誰とどんなものを育てたいか、その望みを自分の側からも持ってください。秋分からは、協力や共有するものを具体的に確かめます。

満月は、自分の価値や持っている力を照らします。人とのやり取りを通じて、自分の資質を改めて知る事もあるでしょう。その力を、今後どんな形で生かしたいか考えてみてください。

提供したいものと、受け取りたいものを一つずつ言葉にする事が、今回の一歩です。感謝、学び、対価、喜び。自分も豊かになるやり取りを育てていきましょう。

満月の振り返り|自分の力から、何が生まれたか

27日の満月、またはその前後の落ち着いた時間に、新月からの記録を読み返してみてください。

今回の振り返りでは、生み出したいものに対して、自分の力をどう使ったかを見ます。

1.新月に選んだ望みのために、どんな力や経験を生かしたか。

2.その働きかけは、どんな人や場へ届き、何を受け取ったか。

3.実際に使った事で、自分の資質や望みについて何が分かったか。

4.これからも育てたいものは何か。次はどんな形で取り組みたいか。

作品が一つ出来た。話す機会が生まれた。学んだ技術の使い方が、以前よりよく分かった。協力してくれる人がいた。自分の好きな事に向き合う時間をつくれた。

そこに生まれたものを、具体的に書いてみてください。望みに向けて使った力が、どんな経験につながったかを、自分の言葉で受け取ります。

相手の返事が期待と違う場合にも、伝えてみて分かった事や、次に変えたい方法が残ります。自分が選べる行動と、相手が選ぶ反応には、それぞれの領域があります。その両方を見ながら、関わり方を育てていけます。

満月の日に大きな成果が出ていなくても、今後へつながる経験は確かめられます。自分が何を生み出したいか、そのためにどんな力を使いたいか。実践を経た今の答えを、次の季節へ持っていきましょう。

振り返りを言葉にするのが難しい時は、ジャーナリングのやり方を参考に、浮かんだ事を一行ずつ書いてみてください。

よくある質問

新月や満月の瞬間に、何かをする必要がありますか?

その瞬間に合わせる事は、必須ではありません。新月は昼、満月は深夜です。生活や睡眠を大切にし、落ち着いて取り組める時間に実践してください。今回の問いは、一瞬だけ使えるものではなく、この期間の経験と共に深めるために用意しています。

9月27日の満月を眺めるなら、いつの夜ですか?

満月の瞬間は、26日から27日へ日付が変わった後の1時49分です。そのため、満ちる直前の月を眺めるなら、26日の夜が近い時間になります。27日の夜も丸く見えますが、満月の瞬間はすでに過ぎています。空模様と生活に合わせて楽しんでください。

天王星が逆行するなら、新しい事は始めない方がよいですか?

逆行だけを理由に、新しい事を一律に止める必要はありません。今回の記事では、変化を見直しながら、自分に合う方法で試す事をお勧めしています。実際の予定や条件を確かめ、自分が責任を持てる範囲で進めてください。

特別な感覚がなくても、今回の流れを活用出来ますか?

出来ます。望みに時間を与える、希望を伝える、約束を具体的にするなど、普段の生活の中で取り組めます。何も感じなかった事を理由に、自分の能力や成長を低く評価する必要はありません。体感の強さと、実践の価値は同じ尺度ではないのです。

秋分までに、すべてを整えなければいけませんか?

秋分は締め切りではなく、現在地を見渡す節目です。整っているところと、これから手を入れたいところを知り、次の行動を選んでください。途中である事を認めると、いま必要な手入れも具体的になります。

この秋、あなたの力で生み出すもの

これまで自分に注いできた時間がある。育ててきた力がある。そして、ここから経験したい喜びがある。

その三つを、自分の人生の中で結んでいきましょう。まずは、この新月から満月の間に、自分が生み出したいものへ、一つ関わりをつくってみてください。

10月から12月へ向かう季節を、スピラボでは「不死鳥の回廊」として描いていきます。自分の深いところへ降り、役目を終えた古い衣を脱ぎ、新しい姿で帰ってくる、変容と再生の物語です。望む人生へ力を使う中で、今の自分に合わなくなった役割や条件も見えてくるでしょう。9月に育てた力と経験は、その先の自分を支えるものになります。

あなたは、その力で、何を生み出したいでしょうか。

この秋、その望みに、あなた自身の力を注いでみてください。

根を張れ。
そうすれば、空に届く。

スピラボ 堂脇隆資

暦の確認元:国立天文台「2026年の中秋の名月」(新月・満月の時刻、中秋の名月の日付)。惑星配置は天体暦と計算で照合しています。本文のテーマ・象徴・実践はスピラボ独自の読み解きです。

【無料】ソブリン・チューニング

無料・遠隔の一斉ワーク

何があっても、自分の真ん中に戻れる。

人の言葉や、その場の空気に、いつのまにか引っぱられて——気づくと、自分の真ん中が、ぼやけている。そんな感覚に、心当たりはないでしょうか。

ソブリン・チューニングは、その日々のざわつきに、わたしが遠隔でエネルギーをお送りして、あなたの中心へ調子を合わせ直す、無料の一斉ワークです。整える力の置き場所は、いつも、あなた自身の中。それが、スピラボの考える主権(ソブリン)です。

※遠隔エネルギーワークです。スピラボの世界観に基づく表現を含み、感じ方には個人差があります。特定の効果や治療を保証するものではありません。


この記事を書いた人

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