【2026年11月】双子座満月へ|確かめた望みを言葉にし、新しい視点を迎える

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

初冬の高原に並ぶ二本の立石の間から昇る大きな満月を、見上げる人物の後ろ姿。

2026年11月9日〜11月24日

思い出した自分を、
自分の言葉で語り始める

双子座満月へ。
深めた望みを外の世界へつなぎ、新しい問いを受け取る。

11.1111:11ポータル
11.14水星・金星順行
11.24双子座満月

蠍座新月で選んだ望みを、しばらく心の中で温めてきた。その後で、ふと誰かに話してみたくなる。あるいは、話そうとして、まだ言葉が見つからない事に気づく。そんな時期があります。

深く潜って確かめたものは、すぐには言葉になりません。人に説明しようとすると、どこかで聞いた言い回しを借りてしまう。書いてみると、自分の実感とは少し違う気がする。その小さなずれも、望みが自分のものとして育ち始めている印です。

前回の記事「魂の望みと結び直し、内なる力を育てる」では、古い役割を見直した後に残る問い、何と深く関わりたいかを手がかりに、心に残る望みを一つ選び、蠍座新月の意図へまとめる事をお伝えしました。その新月は、水星と金星がそろって逆行する中で迎えるものでした。

ここから向かうのは、11月24日23時54分の双子座満月です。今回は、蠍座で深めてきた望みを、自分の言葉で外の世界とつなぎ直す時間として、この約2週間を観ていきます。その途中、11日には「思い出す為の合図」とも呼ばれる11:11ポータルを、14日には水星と金星の順行を迎えます。

深めた後には、それをどんな言葉で語るのかという問いが残ります。人から受け取った説明のまま語るのか。自分の経験の中で確かめた言葉で語るのか。どちらも大切ですが、その違いに気づく事で、望みとの関わりはさらに確かなものになっていきます。

大きな変化を感じていない方も、ここから始められます。最近、気になって調べた事。誰かの一言で、なぜか心に残っている事。言おうとして、言葉にならなかった事。その中に、今の自分が言葉を与えたいものがあるかも知れません。

今回、大切にしたい事

蠍座新月で選んだ望みを、借りた言葉ではなく、自分の言葉で語ってみる。その中で「知っている事」と「信じている事」のずれに気づき、満月の夜には、何かを決めるよりも、受け取った気づきと新しい問いを書き留める。その問いを、射手座新月へ持っていきます。

※日時はすべて日本時間です。星座は西洋占星術のトロピカル方式によるサインを指します。天体の位置と時刻を確認したうえで、その意味と実践をスピラボの視点から読み解いています。

✦双子座満月へ向かう、星の流れ

まずは、満月までの道筋を見ておきましょう。特に、11日の11:11ポータル、14日の水星と金星の順行、そして24日の満月を、今回の大きな節目として扱います。

日本時間 天体・暦の節目 今回、活かしたい視点
11月9日
16時02分
蠍座新月 心に残る望みを一つ選び、意図を置く(前回の記事のテーマ)。
11月11日
終日
11:11ポータル(天体の現象ではなく、数字の象徴による節目) 深めてきた望みの奥にある、本来の自分を思い出す。
11月14日
0時53分
水星が蠍座5度で順行へ 確かめ直した考えに、自分の言葉を与え始める。
11月14日
9時27分
金星が天秤座22度で順行へ 見つめ直した関わりや喜びを、少しずつ実際に選び始める。
11月16日
15時台
獅子座で火星と木星が合 途中の自分を、少しだけ表に出してみる。
11月18日夜、20日未明 蠍座の太陽が、獅子座の木星、火星と順にスクエア 表に出したい気持ちと、まだ深めたい気持ちの両方を聴く。
11月22日
16時23分
太陽が射手座へ(小雪) 深めてきたものの意味へ、問いを広げる。
11月24日
23時54分
双子座満月(天王星と重なるスーパームーン) 知っている事と信じている事のずれを照らし、新しい問いを受け取る。

この期間の前半は水星と金星の動きが、後半は太陽と月の向き合いが中心になります。逆行の間に深く確かめてきたものを、順行と共に少しずつ言葉と関わりへ移し、満月でその言葉を照らし直す。そのような道筋として、星の流れを活用して頂きたいと思います。

蠍座で深く降りていった意識が、射手座の季節へ向かって顔を上げていく。深さから、広がりへ。その転換点に、今回の満月があります。

✦双子座と射手座の軸|知っている事と、信じている事

満月は、太陽と月が地球を挟んで向き合う配置です。その為、満月を読む時には、月がある星座だけでなく、太陽がある星座との「軸」で観る事が大切になります。今回は、月が双子座、太陽が射手座にあります。

双子座|触れ、集め、言葉にする力

双子座は、言葉や会話、身近な学び、好奇心に関わるサインです。様々なものに触れ、人の話を聴き、本を読み、「そういう見方もあるのか」と知っていく。軽やかに動きながら、世界を言葉で捉えていく力を持っています。

射手座|意味を見いだし、信じて進む力

射手座は、物事の意味や信念、哲学、遠くへの旅、深い学びに関わるサインです。集めた知識の中から、「自分にとって本当に大切な事は何か」を見いだし、その方角へ矢を放つ。経験を通して確かめたものを、生き方の軸にしていく力です。

双子座が、様々な場所を歩いて地図の断片を集める力だとすれば、射手座は、その断片をつなぎ合わせ、自分が進む方角を見いだす力です。断片がなければ地図は描けず、方角を定めなければ、断片はいつまでも机の上に散らばったままになります。どちらか一方ではなく、両方があって初めて、旅は始まります。

借りた言葉と、自分の言葉

この軸を、今回は「知っている事」と「信じている事」として観ていきます。

知っている事とは、人から受け取った説明や、本や講座で得た情報です。信じている事とは、自分の経験の中で確かめ、「本当にそうだ」と実感出来ている事です。

たとえば、ヒーリングを学ぶ中で、「エネルギーの感じ方は人それぞれ」という説明を知っている。それでも、自分の感じ方が先生や仲間と違うと、「まだ上手く出来ていないからだ」と考えてしまう。説明としては知っているのに、自分の経験の方は、別の古い前提で受け止めている状態です。

反対に、ある時の練習で、相手から「温かかった」と言われ、自分の中にも確かな手応えがあった。その瞬間に、「感じ方の違いは、関わりの個性なのだ」と腑に落ちる。ここで初めて、知っていた事が、信じている事へ変わります。

知っている事が多いほど、言葉は豊かになります。けれど、人から受け取った説明だけで自分を語っていると、経験から生まれた実感が、どこかで置き去りになります。反対に、一度確かめた実感だけに頼っていると、新しい見方が入ってこなくなる。満月は、この二つのどちらに偏っているかを照らしてくれる時間です。

自分の経験を、誰かの説明に預けきらない事。そして、自分の実感を、新しい知識に開いておく事。それは、主権を持って学ぶという事でもあります。

天王星が重なる満月

今回は、双子座の月のすぐそばに、変化やひらめき、古い枠を外して新しい視点を開く働きを表す天王星があります。

当たり前だと思っていた説明が、ふとした会話や一冊の本で、くるりと裏返る。長く使ってきた言葉が、実は今の自分には合っていなかったと気づく。そうした気づきが起こりやすい満月です。それは、足元が揺らぐような変化ではなく、閉じていた窓が一つ開き、部屋に新しい空気が入ってくるような体験として受け取ってみてください。

✦11月11日|11:11ポータル、思い出す為の合図

蠍座新月から2日後の11月11日は、11:11ポータルの日です。

思い出す為の合図

11:11は、1990年代の初め頃から、海外のスピリチュアルな実践者の間で、特別な入口として語られてきた数字です。1が並ぶ姿は、柱や扉にも見立てられます。数秘術では、11は直観や霊的な感受性、高次の智慧とのつながりを表す数とされています。

多くの実践者が繰り返し語ってきたのが、11:11は「思い出す為の合図」だという事です。外から別の誰かになる力を手に入れるのではなく、忘れていた本来の自分や、内に眠っている可能性を思い出していく。11:11は、その入口として扱われてきました。

ここで一つ、お伝えしておきたい事があります。11:11ポータルは、新月や満月のような天体の現象ではありません。世界共通の開門時刻が決まっている訳でもなく、日本の11時11分と海外の11時11分は、別の瞬間です。数字の象徴を手がかりに、自分の内側へ意識を向ける節目として受け取ると、無理なく活かす事が出来ます。

2026年の11:11は、見つめ直しの終わりに訪れる

今年の11月11日は、蠍座新月から2日後、月齢2ほどの細い月が満ち始めるところにあたります。月は、遠くを観る射手座を進んでいます。

そして、水星と金星は、まだ逆行を続けています。どちらも順行へ戻るのは、3日後の11月14日です。逆行の間に確かめ直してきた「本当はどう思っているのか」「本当は何を大切にしたいのか」。その見つめ直しの終わりに、「思い出す」日が置かれている事になります。

また、数秘術では、2026年は2+0+2+6=10、1+0=1で、「1」の年とされます。1は、始まりや、自分から踏み出す力を表す数です。1の年に訪れる11月11日。新しく何かを足すよりも、もともと自分の中にあったものを思い出し、そこから始める。今年の11:11には、そんな意味を重ねる事が出来ます。

前回の記事でお伝えした「不死鳥の回廊」で言えば、立冬から冬至までは、灰の中で次の生命が育つ時間です。11:11は、その静かな時間の中で、自分の奥に眠っていたものを思い出す節目とも言えます。

11月11日に出来る、小さな実践

特別な儀式は必要ありません。11時11分ちょうどに時間を空ける必要もありません。11月11日のどこかで、5分ほど、次の事を試してみてください。

  • 子どもの頃に好きだった事や、時間を忘れて夢中になっていた事を、一つ思い出して書く
  • 理由は分からないけれど、なぜか惹かれる場所や時代、テーマを書き留める
  • その日、ふと目に留まった言葉や情報を、意味を決めつけずにメモしておく

書いたものは、満月の実践で読み返す材料になります。思い出した事の中に、蠍座新月で選んだ望みとつながるものが見つかるかも知れません。

何度向き合っても、変わらなかったところへ

満月の実践でほどいていくのは、意識の側にある言葉や前提です。

けれど、言葉を言い直しても、学びや内観を重ねても、どうしても動かないところが残る事があります。「出来ない」が、始める前から浮かんでしまう。力はあるはずなのに、どこかで止まっている。

もし、それが努力不足や考え方の問題ではなく、魂の深いところで、叡智や能力そのものにかかった「封印」だとしたら。

10月のソブリン・フェニックスの後、私は、魂の深い領域に触れる新しい経路を捉えました。そこから働きかけると、今までどうやっても変わらなかった事に、「シフト」のような変化が見られ始めたのです。

その事に気付いた直後に控えていたのが、この11月11日でした。

封印解除をするなら、このタイミングだ。そう感じて、11:11ポータルの日に「11:11 魂の封印解除 特別ワーク」を、完全遠隔で行います。

何が封印されていて、それをどのように解いていくのか。詳しくは、こちらのページでお伝えしています。

11:11 魂の封印解除 特別ワーク

※受付締切:11月10日(火)18時。初めての方もご参加頂けます。変化の現れ方や感じ方には個人差があり、特定の効果をお約束するものではありません。

✦11月14日|水星と金星の順行、確かめたものに言葉を与える

11月14日、0時53分に水星が蠍座5度で、9時27分に金星が天秤座22度で、それぞれ順行へ戻ります。

逆行は、地球から観た天体が、通常とは反対向きに進むように見える現象です。占星術では、その天体が象徴するテーマに立ち返り、見つめ直す機会として読みます。逆行から順行へ切り替わる前後、天体はしばらく止まっているように見え、これを「留(りゅう)」と呼びます。

蠍座の水星と、天秤座の金星

水星は、考えや言葉、理解に関わる天体です。蠍座の水星は、表面の情報よりも、その奥にある本音や理由を知ろうとします。逆行の間、「自分は本当はどう思っているのか」を、深いところで掘り下げていた方もいると思います。

金星は、愛情や喜び、価値を感じるものに関わる天体です。天秤座の金星は、人との間の心地よいバランスを探します。逆行の間、「この関わり方は、本当に自分らしいだろうか」「無理に合わせていないだろうか」と、つながりを見つめ直す場面があったかも知れません。

この日からは、そうした見つめ直しを、少しずつ言葉と行動へ移しやすくなります。前回の記事のよくある質問で、「順行へ戻る11月14日以降は、この期間に確かめてきた事を、行動へ移しやすくなっていきます」とお伝えしたのは、この流れの事です。

留の前後は、小さな一歩で

留の前後は、天体の動きがゆっくりで、そのテーマが強く感じられやすい時期でもあります。14日に大きく動こうとするよりも、逆行の間に気づいた事を一つ、言葉にしてみるところから始めてみてください。

  • ずっと言いそびれていた「ありがとう」や「実はこう思っていた」を、短いメッセージで伝えてみる
  • 見直していた学びの計画を、今の自分の言葉で一行に書き直してみる
  • 関わり方に迷っていた相手との、無理のない距離感を、自分の中で決めてみる

進み直しの時間に、言葉が整っていく

順行に戻っても、すぐに全てが前へ進む訳ではありません。天体は、逆行の間に戻った範囲を、もう一度進み直します。水星は11月30日頃、金星は12月16日頃に、逆行を始めた位置まで戻ってきます。

この進み直しの時間は、一度ほどいた糸を、もう一度織り直していくようなものです。見つめ直した考えや関わりを、実際の場面で試しながら、言葉と形を整えていく。途中で「やはり、最初の考えの方が自分らしかった」と気づく事もあるでしょう。その気づきも含めて、この期間の大切な収穫です。

✦11月16日〜20日|獅子座の火星と木星、途中の自分を表に出す

11月16日15時台、獅子座で火星と木星が重なります。

火星と木星の合|表現の勇気が、広がる

獅子座は、自分らしさの表現や創造、心からの喜びに関わるサインです。そこで、行動や意欲の火星と、広がりや成長の木星が出会う事で、「やってみたい」「表に出してみたい」という気持ちがふくらみやすくなります。

蠍座新月で選んだ望みを、まだ自分の中だけで温めている方も多いと思います。この時期は、その望みを、ほんの少しだけ外へ出してみるのに向いています。

学んでいるヒーリングについて、親しい人に「今、こういう事を学んでいる」と話してみる。ブログやSNSで、学びの途中で感じた事を短く書いてみる。完成したものではなく、「途中の自分」を見せる勇気が、この配置のテーマです。

太陽とのスクエア|出したい気持ちと、深めたい気持ち

18日の夜には木星と、20日の未明には火星と、蠍座の太陽が順に約90度の角度、スクエアをとります。スクエアは、二つの力の間に緊張が生まれやすい一方で、物事を動かすきっかけにもなる角度です。

表に出したい獅子座の火星と木星。まだ深く確かめていたい蠍座の太陽。この時期には、「もっと表に出したい」という気持ちと、「まだ準備が足りない気がする」という気持ちが、交互に顔を出すかも知れません。書いた文章の公開ボタンを押す直前で手が止まる。人前で話す機会をもらったのに、「もう少し上手くなってから」と断りたくなる。

その揺れは、どちらも自分にとって大切な声です。出したい気持ちには小さな行動で応え、深めたい気持ちには、確かめる時間で応える。両方を聴く事で、自分に合った表現の形が見えてきます。

✦11月22日|太陽が射手座へ、問いが遠くへ広がる

11月22日16時23分、太陽が射手座へ入ります。二十四節気では、小雪(しょうせつ)を迎える日です。

深さから、意味への問いへ

蠍座の季節は、一つの事に深く関わり、その奥にあるものを見つめる時間でした。射手座の季節は、そこで見つけたものを携えて、少し遠くを観る時間です。

射手座の太陽は、「なぜ、自分はこれを大切にしたいのか」「この先に何があるのか」という問いを呼び起こします。蠍座新月で選んだ望みが、ここで意味への問いへと広がっていきます。

たとえば、ヒーリングを学んでいる方なら、「手順を正しく行う事」から一歩進んで、「自分は、どんな人の、どんな時間に寄り添いたいのか」を考えたくなるかも知れません。その問いに、すぐ答えが出なくても構いません。問いを持ち続ける事そのものが、射手座の季節の大切な実践です。

小さな旅が、望みに風を通す

射手座の季節は、少し身軽になって外へ出てみるのにも向いています。いつもと違う道を歩く。普段は行かない場所の催しに足を運ぶ。遠方に住む友人と、久しぶりに話してみる。そうした小さな旅が、蠍座の季節に深めてきた望みに、新しい風を通してくれます。

太陽が射手座に入ってから満月までは、わずか2日ほどです。広がり始めた問いを抱えたまま、満月の光を迎える流れになります。

✦11月24日|双子座満月、天王星と重なる夜

11月24日23時54分、双子座で満月を迎えます。満月は、新月で始まった月の周期が満ちる時です。占星術では、新月で置いた意図や育ててきたものが、気づきや形として見えてくる節目として読みます。

天王星と重なる、スーパームーン

月は双子座の2度あたりにあり、そのすぐそばに、双子座を逆行中の天王星があります。射手座の太陽は、同じ日に牡羊座の海王星と調和的な角度をとっています。

さらに、この満月は、月が地球に近い位置で迎える「スーパームーン」です。スーパームーンは天文学の正式な用語ではありませんが、地球との距離がおよそ36万キロメートルと近い満月を指して、よく使われる呼び名です。占星術的には、感情や気づきが大きく感じられやすい時として観る事が出来ます。

満月の翌々日、11月26日の朝には、太陽と天王星が正反対の位置に並びます(天文学でいう「天王星の衝」)。満月で受け取った気づきが、数日かけて広がっていく流れになりそうです。

言葉と視点が、更新される夜

この満月のテーマは、言葉と視点の更新です。双子座の満月は、日々触れている情報や言葉、身近な人との会話を照らし出します。そこに天王星が重なる事で、いつもの言葉や考え方に、思いがけない角度から光が当たります。

  • 何気なく聞いていた友人の話の中に、自分が探していた答えのような一言を見つける
  • 長く使ってきた説明が、今の自分の経験とずれていた事に気づく
  • 情報を集めすぎていた事に気づき、「もう十分に知っている」と感じる
  • 思い込んでいた前提が、新しい情報によって軽やかにほどける

どれも小さな出来事です。けれど、天王星が重なる満月では、こうした小さな気づきが、自分を語る言葉そのものを変えていく事があります。

満月の夜の過ごし方

満月が深夜にあたる為、当日は、夕方に東の空から昇る大きな月を眺め、一日を静かに振り返る時間にしてみてください。書き留める実践は、翌日に回しても十分です。

スーパームーンは、感情が普段より大きく感じられやすいとされる時期でもあります。気持ちが高ぶったり落ち着かなかったりする時は、無理に何かを決めず、休む事を優先してください。満月の気づきは、その夜に全てをまとめなくても、数日かけて自然と整理されていきます。

✦満月の実践|言葉の棚卸しと、新しい問い

ここまでの内容を、ご自身の為に使ってみましょう。今回の実践は、蠍座新月で置いた意図を双子座満月の光で照らし、そこで使っている言葉を「知っている事」と「信じている事」に分けて見つめ直すものです。そして、射手座の太陽の力を借りて、次へつながる新しい問いを一つ持ちます。

満月の当日が難しい方は、満月の前後2〜3日の間に取り組んで頂いても大丈夫です。

順番 書いてみる事
1.意図を読み返す 蠍座新月で書いた意図を読み返す。書いていない方は、今深く関わりたいと感じている事を一つ。
2.言葉を集める 新月から今日までに、その望みに関わって触れた言葉や情報、会話を書き出す。11月11日の実践で書き留めたものがあれば、それも含めて。
3.二つに分ける 書き出したものを、「知っている事(人から受け取った説明や情報)」と「信じている事(自分の経験の中で確かめた事)」に分ける。
4.古い枠をほどく 今の経験に合わなくなった説明や前提を一つ選び、自分の経験から言い直す。
5.問いを持つ 射手座の季節へ持っていく、答えではない問いを一つ書く。

古い枠の言葉とは

手順4で見つめたいのは、単なる口癖ではなく、自分の経験を受け止める時の「前提」になっている言葉です。

「感じ方が人と違うのは、まだ未熟だから」「人の役に立つには、まず資格や実績が必要」「霊的な感覚は、特別な人だけのもの」。どこかで受け取り、いつの間にか自分を説明する言葉になっていたもの。その前提が、今の経験と合わなくなっている時、望みとの関わりに小さなブレーキがかかります。

選んだ言葉を、否定する必要はありません。かつては、その説明が自分を支えていた時期もあったはずです。その上で、今の自分の経験から、どう言い直せるかを考えてみてください。言い直した言葉が、今の自分を語る言葉になっていきます。

記入例|ヒーリングを学んでいる方

蠍座新月の意図:
「ヒーリングの学びと、もっと深く関わりたい。手順だけでなく、相手との関わりの中で感じる事を大切にする」

この2週間で触れた言葉や情報:

  • 講座の先生が言っていた「感じ方は人それぞれで、正解は一つではない」
  • 友人に練習相手になってもらった時の「なんだか温かかった」という感想
  • 本で読んだ「エネルギーは、受け取る側の状態によって感じ方が変わる」という一文
  • 11月11日の小さな実践で書き留めた、子どもの頃、人の話を聴くのが好きだったという記憶

知っている事:

  • エネルギーの感じ方は人によって違う、という考え方
  • 練習を重ねると感覚が育つ、という話

信じている事:

  • 友人の「温かかった」という言葉を聞いた時、自分の中にも確かな手応えがあった
  • 人の話を聴いている時の自分は、昔から自然体でいられる

ほどきたい古い枠:
「感じ方が人と違うのは、まだ上手く出来ていないから」

自分の言葉で言い直す:
「感じ方の違いは、相手との関わりの個性。自分の手応えも、確かな情報の一つ」

新しい問い:
「自分は、どんな人の、どんな時間に寄り添う為に、この学びを深めたいのだろう」

記入例|仕事の中で望みを育てている方

蠍座新月の意図:
「文章を書く仕事と、もっと深く関わりたい。上手に書く事より、読む人の心に届く言葉を大切にする」

この2週間で触れた言葉や情報:

  • 同僚に言われた「あの文章、読んでいてほっとした」という一言
  • 本で読んだ「伝わる文章は、書き手が自分の言葉で考えた時に生まれる」という一文
  • SNSで流れてきた文章術のノウハウを、たくさん保存していた事

知っている事:

  • 読みやすい文章の型や、ノウハウの数々

信じている事:

  • 「ほっとした」と言われた文章は、型を気にせず、相手を思い浮かべて書いたものだった

ほどきたい古い枠:
「人に届く文章を書くには、まず型とノウハウを身につけてから」

自分の言葉で言い直す:
「相手を思い浮かべて書いた言葉は、型を覚える前から届いていた。型は、その言葉を支える道具として使えばいい」

新しい問い:
「自分の言葉で、誰にどんな安心を届けたいのだろう」

書いてみると、知っている事と信じている事の間には、少しずれがある事に気づくかも知れません。そのずれは欠けているところではなく、これから経験を通して育っていく余白です。

自分の言葉にまとめる時は、次の形に当てはめてみてください。

自分の言葉にまとめる時の形

私が知っている事は、[ ]。
私が経験の中で確かめた事は、[ ]。
これから、[古い枠の言葉]を、[自分の言葉]と言い直していきます。
射手座の季節へ持っていく問いは、「[ ]」です。

ほどいた古い枠の言葉は、紙に書いて、「これまで支えてくれてありがとう」と区切りをつけてから手放すのも良いと思います。新しい問いは、手帳やスマートフォンのメモなど、日々目に入る場所に置いておいてください。この問いが、射手座新月へのつながりになります。

✦12星座別|どの領域で、自分の言葉を更新するか

ここからは、普段の星占いで使う太陽星座を入口に、双子座満月のテーマを生活へ結ぶヒントをお伝えします。太陽星座を1番目として、サインごとの領域を数える簡易ガイドです。双子座の満月と射手座の太陽の軸を中心に、順行へ戻る水星と金星も添えて読みます。

個人の出生図全体を読む鑑定とは異なります。今のご自身の状況に重なるところから、問いと実践を使ってみてください。

牡羊座|身近な言葉の中に、次の方角を見つける

満月が照らすのは、日々の会話や身近な学び、情報との付き合い方です。太陽は、遠くの学びや旅の領域にあります。すぐ近くで交わした言葉と、遠くへ向かいたい気持ちが、一本の線でつながりやすい時期です。金星は一対一の関係の領域で順行へ戻り、身近な人との対話も動き始めます。

問いは、「最近交わした会話の中で、まだ心に残っている言葉は何だろうか」。その言葉が、自分のどんな望みと響き合っているのかを考えてみます。

一歩として、心に残った言葉を一つ書き留め、その言葉をくれた人に、もう少し詳しく話を聴いてみてください。一言の奥にある経験に触れる事で、自分が進みたい方角も見えてきます。

牡牛座|自分の力を、自分の言葉で説明する

満月が照らすのは、自分の資質や持っている力、暮らしを支える資源です。太陽は、深い信頼や人と分かち合うものの領域にあります。人との関わりの中で、自分が何を差し出し、何を受け取っているのかが見えやすくなります。金星は日々の働き方の領域で順行へ戻ります。

問いは、「自分が当たり前にしている事の中で、人に喜ばれてきた事は何だろうか」。自分では特別だと思っていない力にこそ、目を向けてみます。

一歩として、自分に出来る事を三つ、初めて会う人に説明するつもりで書き出してください。肩書きや資格ではなく、実際にした事と、その時に受け取った反応から言葉にすると、自分の価値が具体的になっていきます。

双子座|「自分はこういう人」という枠が、ほどける

あなたのサインで迎える満月です。天王星も重なり、自分のイメージや、これまでの自分らしさに新しい光が当たります。太陽は一対一の関係の領域にあり、身近な人の言葉が、自分を映す鏡のように感じられるかも知れません。水星は日々の習慣の領域で順行へ戻ります。

問いは、「『これが自分だ』と決めてきた説明の外側に、どんな関心が眠っているだろうか」。自己紹介ではいつも省いてきた一面にも、目を向けてみてください。

一歩として、これまで人に話してこなかった関心を一つ、信頼出来る相手に話してみましょう。相手の反応を受け取る中で、自分の新しい面に、少しずつ言葉が与えられていきます。

蟹座|言葉になる前の思いを、まず自分に聴かせる

満月が照らすのは、心の奥や、一人で過ごす時間です。太陽は、日々の習慣や働き方、手入れの領域にあります。普段は意識していない思いが浮かび上がり、それが日々の過ごし方へも影響していきます。水星は創造や喜びの領域で順行へ戻ります。

問いは、「人に話す前に、まず自分に聴かせたい本音は何だろうか」。誰かに分かってもらう言葉ではなく、自分が納得出来る言葉を探してみます。

一歩として、寝る前の数分、誰にも見せない前提でノートに書いてみてください。書き終えたら、明日の習慣の中で一つだけ、その本音に沿って変えられる事を選びます。

獅子座|仲間と描きたい未来を、言葉にする

満月が照らすのは、仲間やコミュニティ、これから描きたい未来です。太陽は創造や喜びの領域にあり、あなたのサインでは火星と木星が重なっています。表現する力が高まる今、その表現を誰と分かち合い、どんな未来へつなげたいかが問われます。

問いは、「自分の表現を、誰と一緒に育てていきたいだろうか」。一人で磨く楽しさに加えて、共に創る喜びにも目を向けてみます。

一歩として、同じ関心を持つ人に、今取り組んでいる事を一言で伝えてみてください。相手が取り組んでいる事も聴き、一緒に試せる小さな事が一つあるかを話してみましょう。

乙女座|役割の中で使ってきた言葉を、更新する

満月が照らすのは、仕事や社会の中での役割です。太陽は、家庭や心の土台の領域にあります。外での役割と、帰る場所での自分。その両方を見比べる時期です。水星は身近な学びの領域で順行へ戻り、11月26日には火星があなたのサインへ入ります。

問いは、「仕事で使ってきた説明の中で、今の自分の実感とずれてきたものはあるだろうか」。役割を果たす為に身につけた言葉を、一度見直してみます。

一歩として、自己紹介や仕事の説明を、今の自分の言葉で書き直してみてください。火星が乙女座へ入る26日以降は、その言葉を、具体的な工夫として日々の仕事で試していけます。

天秤座|学びの意味を、自分の経験から問い直す

満月が照らすのは、学びや旅、信じている考え方の領域です。太陽は、身近な言葉と学びの領域にあります。金星はあなたのサインで順行へ戻り、自分が何を好み、何を大切にしたいかが、少しずつ定まり始めます。

問いは、「これまで学んできた事の中で、自分の経験と重なっているのはどの部分だろうか」。知識として持っているものと、実感として持っているものを分けてみます。

一歩として、気になる講座や本を一つ選び、「何を確かめたいのか」を一行書いてから触れてみてください。目的を持って学ぶ事で、得た知識が、自分の経験と結びつきやすくなります。

蠍座|深い関わりの中で、本音を言葉にする

満月が照らすのは、深い信頼や、人と分かち合うものの領域です。太陽は、自分の資質や価値の領域にあります。水星はあなたのサインで順行へ戻り、逆行の間に内側で確かめてきた本音に、言葉が与えられやすくなります。

問いは、「大切な人に、まだ伝えていない本音は何だろうか」。伝える事で関係がどう変わってほしいのかも、合わせて考えてみます。

一歩として、伝えたい事を短い言葉にまとめ、相手の都合を尋ねた上で、話す時間をつくってみてください。自分の希望を伝え、相手の希望も受け取る。そのやり取りが、信頼をさらに深めていきます。

射手座|相手の言葉に、自分を映してみる

太陽があなたのサインに入り、自分の季節が始まります。満月が照らすのは、パートナーや一対一の関係です。自分らしさが高まる一方で、相手の言葉が、自分を映す鏡のように響くかも知れません。金星は仲間や未来の夢の領域で順行へ戻ります。

問いは、「最近、誰かの意見に『違う』と感じた時、自分は何を大切にしていたのだろうか」。違和感の奥に、自分の信じている事が隠れています。

一歩として、違和感を覚えた言葉を一つ書き、その奥にある、自分が大切にしたいものを一行で言い直してみてください。相手との違いが、自分の軸を知る手がかりに変わっていきます。

山羊座|日々の習慣にある、古い前提をほどく

満月が照らすのは、日々の習慣や働き方、体の手入れの領域です。太陽は、内省や一人の時間の領域にあります。金星は仕事や社会的な役割の領域で順行へ戻り、働き方への見直しが、実際の選択に移り始めます。

問いは、「『こうしなければ』と続けている習慣の中で、今の自分に合わなくなったものはあるだろうか」。続けてきた理由と、今の実感を並べてみます。

一歩として、習慣を一つ選び、やり方を少しだけ変えて一週間試してみてください。時間を短くする、順番を入れ替えるなど、小さな変化で十分です。試した後に感じた事が、新しい習慣を形づくっていきます。

水瓶座|夢中になった記憶を、表現へつなぐ

満月が照らすのは、創造や楽しみ、自分を表現する事です。水瓶座の守護星とされる天王星が満月に重なり、「本当はこれが好きだった」という気持ちが、思いがけず戻ってくるかも知れません。太陽は仲間や未来の夢の領域にあり、金星は学びや旅の領域で順行へ戻ります。

問いは、「子どもの頃、時間を忘れて夢中になっていた事は何だっただろうか」。11月11日の実践で思い出す事があれば、それも手がかりにしてみてください。

一歩として、その楽しさにつながる小さな表現を一つ試してみましょう。描く、書く、奏でる、組み立てる。上手さよりも、取り組んでいる時の心の動きを受け取ってみてください。

魚座|心の土台を、自分の言葉で確かめる

満月が照らすのは、家庭や住まい、心の土台です。太陽は、仕事や社会的な役割の領域にあります。外での役割を支えているのは、どんな安心なのか。それを見つめる時期です。水星は学びや信念の領域で順行へ戻り、大切にしてきた考え方が深まります。

問いは、「自分にとって、安心出来る場所とはどんな場所だろうか」。場所だけでなく、人や時間、習慣も含めて考えてみます。

一歩として、日々の中で安心を感じた瞬間を、一つ書き留めてください。その上で、住まいの一角を整える、家族と過ごす時間を少し長くするなど、その安心を育てる行動を一つ選んでみましょう。

✦よくある質問

満月の日に、実践の時間が取れそうにありません

満月の当日に行う事が難しい場合は、前後2〜3日の間に取り組んで頂いても大丈夫です。今回の満月は11月24日の夜遅く、23時54分なので、翌日の25日に、ゆっくり振り返る時間を取るのも良いと思います。時刻に合わせる事よりも、落ち着いて自分に向き合える時間を持つ事を大切にしてください。

11:11ポータルの日は、何か特別な事をした方がいいのでしょうか?

決まった作法はありません。11時11分ちょうどに時間を空ける必要もありません。本文でご紹介した小さな実践のように、11月11日のどこかで、思い出した事や心に留まった言葉を書き留めておくだけでも十分です。忙しい日であれば、寝る前の数分で振り返ってみてください。

水星と金星が順行に戻ったら、すぐに大きく動いて良いのでしょうか?

順行に戻った後も、天体は逆行の間に戻った範囲を進み直します。この期間は、見つめ直した事を少しずつ試していく時間です。大きな決断や契約などは、内容や条件をよく確かめながら、焦らずに進めてください。小さな行動を重ねていくと、自然と次の一歩が見えてきます。

天王星やスーパームーンの影響で、落ち着かない気持ちになりそうで心配です

天王星が重なる満月では、気づきや変化が大きく感じられる事があります。気持ちが落ち着かない時は、無理に何かをしようとせず、早めに休んだり、温かい飲み物を飲んだりして、自分を労わってください。占星術は、心と体の状態を見つめるヒントの一つです。心や体の不調が続く時は、星の読み方だけで判断せず、医療機関や専門家に相談してください。

蠍座新月で、意図を書いていませんでした

意図を書いていなくても、今回の満月の実践は行えます。手順1で、今深く関わりたいと感じている事を一つ思い浮かべてください。意図は、書いた日だけのものではありません。気づいた時から置き、経験と共に育てていく事が出来ます。

✦射手座新月へ、受け取った問いを携えて

自分が大切にしている望みは、言葉にしてみる事で、輪郭がはっきりしていきます。そして、その言葉が人から受け取った説明なのか、自分の経験から生まれたものなのかを確かめる事で、望みは、自分の足で立つものへと育っていきます。

11月11日の11:11ポータルは、自分の奥にあったものを思い出す合図になります。14日には水星と金星が順行へ戻り、見つめ直してきた事に言葉を与え始める流れが生まれます。獅子座の火星と木星は途中の自分を表に出す勇気をくれ、22日には太陽が射手座へ進んで、意識は少しずつ遠くへ、物事の意味へと向かいます。

そして24日の双子座満月では、天王星と重なる光が、「知っている事」と「信じている事」の間を照らします。そこで受け取った気づき、ほどいた古い枠、そして新しい問いは、どれも次の流れへの大切な手がかりです。

満月の夜に大きな出来事が無かったとしても、がっかりする必要はありません。満月の気づきは、その夜よりも、数日後の何気ない瞬間に、「そういう事だったのか」と腑に落ちる形で届く事も多いものです。書き留めた言葉や問いを、時々読み返してみてください。

満月の後、星の流れは、12月9日の射手座新月へと向かいます。その間には、火星が乙女座へ入り、金星が再び蠍座へ戻り、水星も射手座へ進みます。満月で受け取った問いを、具体的な行動と深い関わりの中で育て、射手座新月で「どこへ向かう旅にするのか」という意図に変えていきます。

「不死鳥の回廊」は、灰の中で次の生命が育つ時間を進んでいます。11:11で思い出したもの、満月で言葉にした問いを携えて、12月22日〜24日に予定している「ソブリン・リターン」へと続いていきます。リターンの初日は、太陽が再び力を取り戻し始める冬至です。

今、自分の言葉で語りたいものは何か。その問いを大切に抱えて、射手座の季節へ歩き出してみてください。

問いを持て。
そうすれば、遠くが見える。

スピラボ 堂脇隆資

この記事を書いた人

☾ ソブリン・チューニング無料・浄化ヒーリング 受け取る ›