もしかするとあなたは、「サイキック能力って何だろう」「自分にもサイキック能力はあるのかな」などと、疑問をお持ちではないでしょうか?
サイキック能力とは、簡単に言うと、目に見えない世界を見たり感じたりする事が出来る能力です。強弱はありますが、人には何かしらのサイキック能力があると言われています。
しかし、それをサイキック能力だと認識し、受け入れなければ上手に使えないだけでなく、心身に不調をきたす場合もあります。
そこで、自身のサイキック能力のタイプを知り、受け入れ、そしてより伸ばしていく為に必要な知識についてお伝えしていきます。正しく理解する事で、自身が持つサイキック能力を開花させていきましょう。
目次
1.自分のサイキック能力のタイプを知る
1-1クレアボヤンス(霊視・透視)
1-2クレアオーディエンス(霊聴)
1-3クレアエンパシー(霊的共感)
1-4クレアセント(霊的嗅覚)
1-5その他のサイキック能力
2.サイキック能力をより伸ばすために必要な事
2-1サイキック能力を受け入れる
2-2サイキック能力を積極的に活用する
2-3サイキック能力を活用する上での注意点
まとめ
1.自分のサイキック能力のタイプを知る
サイキック能力は、しばしば霊能力や直観力とも言われるように、その定義は広く、なかなか掴みどころの難しい能力です。
その為、ひとつひとつのサイキック能力のタイプを深く掘り下げ、それらがどのように現れるのかを知らない事には、自分のサイキック能力を判断する事は出来ません。
また、サイキック能力の現れ方には個人差があり、全てのサイキック能力を使いこなせる人もいれば、特定のサイキック能力に特化している人もいます。使えるサイキック能力の種類で優劣が決まるのではなく、それぞれが全て正常であり、個性なのです。
ここでは自分のサイキック能力のタイプを知る為に、様々な能力をお伝えしていきます。
1-1クレアボヤンス(霊視・透視)
サイキック能力の中で最も有名な能力が、クレアボヤンス(霊視・透視)でしょう。
クレアボヤンスとは、フランス語とラテン語で「クリアな視覚」を意味し、
- 第三の目(額の中央にあるサードアイ・心の目)で、霊的な領域や存在を見る
- 人や物の情報を直感的に読み取る
- 別次元から与えられる現在・過去・未来の情報を得る事が出来る
などの能力を指します。
クレアボヤンスの能力が高ければ、オーラや守護霊、霊的存在、天使などが見えるでしょうし、誰かの陥っている状況をビジョンとして見る事が出来るでしょう。このような情報を手に入れる過程がクレアボヤンスなのです。
クレアボヤンスの見え方
クレアボヤンスのビジョンの見え方は様々で、
- 瞼の裏に特定のビジョンが浮かぶ
- 頭の中で映画が流れているように、全ての状況が見える
- 直感的に全体のイメージが感じ取れる言葉や数字が見える
- メッセージを伝えてくれる守護霊の姿が見える
など、人や状況によっても異なりますが、情報が自分の外からもたらされるように感じる事が特徴です。
第三の目でビジョンを見ているけど、情報自体は自分のものではなく、映画館で映画を見ているように、肉体や感情の外側からやってくるように感じます。心の中で考えたり感じたりしながら、実体験を伴わずに何かを見ているイメージです。
クレアボヤンスを向上させるコツ
クレアボヤンスの能力を向上させる為には、自分が見ているものは内側ではなく、外側から来ているものであるというサインを見つけることが重要です。
それは、自身が体験したことの無いビジョンであったり、左側には過去の出来事、右側には未来の出来事が見えるという事などから、そのサインを見つけることが出来るかもしれません。
それこそが、クレアボヤンスの能力を持っている証拠でもあります。
クレアボヤンスの能力を向上させるコツは、実際に起きた事、起きている事、これから起きる事を見ているのだと「認識する」ことです。
実際に起きる出来事と、クレアボヤンスの経験を結びつける事で、自分のクレアボヤンス能力の向上を確認出来るでしょう。
1-2クレアオーディエンス(霊聴)
サイキック能力のひとつとして、クレアオーディエンス(霊聴)があげられます。
クレアオーディエンスとは、「クリアな聴力」という意味で、通常の聴覚では聞くことの出来ない、霊的な世界の音を聞くことが出来る能力です。具体的な音源は無いのに、音楽やドアが閉まる音、鍵が触れ合う音、人の動く音が聞こえるのです。
これらの音には、意識せずとも耳に入る大きな音から、注意しなければ聞き逃してしまうような囁きまであります。
クレアオーディエンスで聞こえる音
ほとんどの場合、クレアオーディエンスによって聞こえる音は、メッセージを伝える為に話しかける守護霊、天使、亡くなった大切な人と繋がっていますが、時には無秩序な音が聞こえるだけの事もあります。それは、超自然現象に関連するものであると言われています。
クレアオーディエンスの聞こえ方
クレアオーディエンスによる聞こえ方のひとつとして、誰もいないのに自分の名前を呼ぶ声がする、というものがあります。
霊的存在からメッセージが届けられているにも関わらず、それを受取れないでいると、彼らは注意を惹く為に大きな音を出す場合があります。それは、重要なメッセージであればあるほど、顕著に現れます。
もし、誰かに名前を呼ばれていたり、大きな音が聞こえたならば、クレアオーディエンスに意識を集中してメッセージを聞きましょう。メッセージはすぐ届けられる場合もあれば、数時間後になることもあります。
クレアオーディエンスを向上させるコツ
クレアオーディエンスの能力を向上させるコツは、周りに聞こえる音に注意を払うことです。そして、聞こえた音が周りの人にも聞こえているか、確認をしてみましょう。
そうすることで、通常の音なのか、霊的なメッセージなのか見分ける事が出来ます。慣れてくればその確認作業なしに、霊的領域からもたらされる音を認識出来るようになるでしょう。
1-3クレアエンパシー(霊的共感)
サイキック能力のひとつとして、クレアエンパシー(霊的共感)があげられます。
クレアエンパシーとは、「クリアな感情」という意味で、言葉を伴わずに、他者の考えや感情を感じ取る共感能力の事で、特に日本人に多いと言われているサイキック能力です。
クレアエンパシーは、予備知識を持たない状態で、人の感情、心の中で考えている事、感情のエネルギーなどを感じ取ります。これが出来る人をエンパス(共感能力者)と呼びます。
クレアエンパスの特徴
クレアエンパスのある人は、たとえ外側が分からなくても、心の内にある真の感情を理解する事が出来ます。その為、その人自身も気付けていない感情を感じ取り、一人では解決出来ないような問題のサポートが出来るなど、ヒーラーやセラピスト、カウンセラーなど、人をサポートする仕事に向いているのが特徴です。
クレアエンパシーの注意点
人の考えや感情は時として激しいものです。クレアエンパシーの自覚なく、そのような人達の感情を感じ取ってしまうと、自身が憔悴しきってしまいます。そうならない為には、クレアエンパシーについて正確に知り、気持ちにフィルターをかけて、内面のエネルギーを区別し、距離を置く方法を学ぶ必要があります。
その具体的な方法については、「エンパスを知りエンパシー能力をオン/オフする為に必要な事」の記事を確認し、実践をしてみてください。
1-4クレアセント(霊的嗅覚)
サイキック能力のひとつとして、クレアセント(霊的嗅覚)があげられます。
クレアセントとは、「クリアな嗅覚」という意味で、私たちが存在している現実世界からではなく、霊的な領域からの匂いを嗅ぎ取る事が出来る能力です。クレアセントのある人は、そこに込められた意味や、メッセージ性の有無を読み取る事が出来ます。
クレアセントの注意点
クレアセントの能力があるかどうか知る為には、本来の嗅覚が敏感であることが最も重要です。何故ならば、霊的な領域からの匂いであると断定する前に、周囲を見渡し、現実世界の匂いであるかどうかを判断しなければならないからです。周囲に腐った物があるのに、「何かのメッセージかも」と考えるのは可笑しいですからね。
もし、現実世界に嗅ぎ取った匂いを発する物がなければ、霊的な領域からの匂いである可能性が高いので、クレアセントに意識を集中してその匂いの意味を見つけ出しましょう。
クレアセントのもうひとつの特徴
その匂いが、霊的な領域からの物であるかどうかを判断する特徴として、他者には分からない自分だけが感じる匂いであるという点です。なので、自分のクレアセントに自信が持てない内は、周りの人に同じ匂いがするかどうか確認してみましょう。そうする事で、比較的簡単に見分ける事が出来るでしょう。
1-5その他のサイキック能力
これまでに紹介した4つのクレア能力が一般的ですが、それ以外にも多くのサイキック能力があります。ここでは簡単に解説していきます。
クレアガスタンス(霊的味覚)
クレアガスタンス(霊的味覚)とは、「クリアな味覚」という意味で、特定の人や場所、物と繋がった霊的な領域を通して、口に何も入れてないのに味覚を感じる能力です。
クレアガスタンスは、瞑想中や眠りが浅い時の脳波である、アルファ波の状態の時によく感じられるますが、その他のサイキック能力と同時に現れる事もあります。
原因も無いのに突然口の中で味覚を感じたら、クレアガスタンスに意識を集中して、その意味やメッセージを読み取りましょう。
クレアセンティエンス(霊的知覚)
クレアセンティエンス(霊的知覚)とは、「クリアな知覚」という意味で、前触れなく突然全身が何かを感じ取る能力で、みぞおち周辺で強く感じる事があります。
クレアセンティエンスは、日本語風に言うと「胸騒ぎ」であり、多くの人が経験をした事があるのではないでしょうか。
通常クレアセンティエンスは、危険や良くない結果を招く可能性、避けるべき状況がある時に警告として現れますので、この感覚を無視することなく、注意を払うようにすると良いでしょう。
クレアタンジェンシー(霊的触覚)
クレアタンジェンシー(霊的触覚)とは、「クリアな触覚」という意味で、物質の見えない部分に触れる事で、物に込められているエネルギー(残留思念)を読み取り、新しい知識が得られる能力です。
サイコメトリーとも呼ばれるこの能力を使えば、過去や現在における物の所有者や、触れた人の情報を受け取る事が出来ます。
この能力は、通常、物に関して現れますが、人に触れた際にイメージを受け取る場合もあります。
クレアコグニザンス(霊知・透知)
クレアコグニザンス(霊知・透知)とは、「クリアな知」という意味で、情報が突然やってきて、その情報が本当かどうか疑う事もなく、それが正しいと分かる能力です。
クレアコグニザンスの情報は、ハイアーセルフや霊的な領域から与えられるものです。なので、私たちにとっては、情報源もなく、知っている理由もないのに、いきなり情報がやってきたと感じるのです。
クレアコグニザンスかどうか判断する簡単な方法は、その情報に恐れがあるかないかです。何故か分からないけど、その情報は正しいと思えるのであれば、それはクレアコグニザンスであると言えます。
2.サイキック能力をより伸ばすために必要な事
サイキック能力は、強弱はあれども、誰しもが持っている能力であり、日々その能力を活用しています。
では、どのようにしてその能力を伸ばしていくのか、その方法についてお伝えします。
2-1サイキック能力を受け入れる
サイキック能力を伸ばす一番のコツは、その能力を受け入れる事です。
自分の持つサイキック能力とは、魂が望んで身に着けている能力であり、使う事で喜びを感じる能力でもあります。
多くの人は、自分のサイキック能力に自信が持てず、「自分の体験は、単なる想像や妄想なのではないか?」と考えてしまいます。
しかし、そう考えれば考えるほど、自分のサイキック能力を否定する事につながり、せっかくの能力を自ら閉ざしてしまっているのです。
それは大変もったいない事であると同時に、自身の喜びを表現できない事でもあるので、その事が心身に悪影響として現れる事もあります。
そうならない為にも、まずはサイキック能力に対する正しい知識を身に着けて、自身が持つサイキック能力を受け入れていきましょう。
2-2サイキック能力を積極的に活用する
サイキック能力を積極的に活用する事も、サイキック能力を伸ばすコツのひとつです。
自身の持つサイキック能力を活用する事は、自身の喜びを表現する事にもつながるので、活用すればする程、その能力は向上していきます。
また、成功体験を多く繰り返すことも効果的です。特に、他者からの評価は、サイキック能力に対する自信を深めますので、そのような経験を多く繰り返すことによって、より自身の能力を向上していく事が出来るでしょう。
2-3サイキック能力を活用する上での注意点
サイキック能力を活用する際は、プロテクションをしっかりと行う事が重要です。
その理由として、サイキック能力を活用している際は、変性意識状態になっている為、外部からの影響、特にネガティブな影響を受けやすくなってしまうからです。
ちなみに、変性意識状態とは、通常の意識状態とは異なる意識状態であり、睡眠状態と覚醒状態の中間である、半覚醒状態の事を指します。
変性意識状態になる事で、よりサイキック能力を引き出せる一方、外部からの影響も増してしまうのです。
常に、清浄な環境にいるとは限りませんので、プロテクションを行っている事が重要になってきます。そこで、ここでは、イメージワークを用いたプロテクション方法をお伝えします。
- 両腕を体側にだらりと垂らし、肩幅くらいに足を開いて立つ。
- 深呼吸を三回行う。肩の力を抜き、体をリラックスさせる。息を吐くときに、色々なネガティブな思いや不安な思いを吐き出す。これは、オーラ全体へのヒーリングであるというメッセージを体に送る。
- 次の方法にしたがって、虹色を帯びた七つの球体が体を包み込むようにイメージする。ゆっくり深呼吸を行いながら、かかとから赤い光が立ち上がり、足を上がり、そして頭頂にまで到達する様をイメージする。
- 息を吐く時に、赤い光が頭の上空から前面を通過し、足元に到達する様をイメージする。この時、体は赤い光の球体に包まれている。
- 同様に、オレンジ色の光を呼吸で取り入れ、赤い球体を包み込む。オレンジ色の光が赤い球体をすっぽりと取り囲み、赤い球体の外側に、オレンジ色の球体が形成されているようにイメージする。
- 次に、黄色の光を取り込み、その光でオレンジ色の球体を包み込む。
- 緑色の光を取り込み、その光で黄色の球体を包み込む。
- 青色の光を取り込み、その光で緑色の球体を包み込む。
- 藍色の光を取り込み、その光で青色の球体を包み込む。
- 紫色の光を取り込み、その光で藍色の球体を包み込む。この段階になると、あなたは7層の虹色の球体にすっぽりと覆われているでしょう。
プロテクションを行う事で、安全にサイキック能力を活用出来るようになります。そして、それがサイキック能力の向上にも、好影響をもたらしますので、忘れずにプロテクションを行うようにしましょう。
まとめ
サイキック能力のタイプと伸ばし方について説明してきましたが、いかがでしたか。
この記事を通して、サイキック能力は特別な才能ではなく、誰にでも備わっている能力であると認識し、喜びをもってその能力を活用して頂けるようになると幸いです。
サイキック能力について正しく認識し、より活用出来るようになっていきましょう。