人間と神々の考える徳・悪徳の違い

人間が「良いこと(徳)」や「悪いこと(悪徳)」と感じる基準は、日常の社会生活や個人の幸福感、道徳的な価値観に基づいています。

一方、神々や創造主の視点から見た徳や悪徳は、人間の霊的成長や宇宙全体の進化という視点から定義されます。

両者の違いを20個ずつの具体的な軸から見ていきましょう。

人間視点での『徳』の軸(ポジティブな方向性)

  1. 思いやり(共感力や他者への配慮)
  2. 誠実さ(嘘をつかず、約束を守る)
  3. 利他性(見返りを求めない貢献)
  4. 謙虚さ(自己顕示欲が少なく、謙遜できる)
  5. 感謝の心(日々の出来事や存在に感謝を感じられる)
  6. 慈悲深さ(他者の苦しみを理解し癒す力)
  7. 自己責任(自分の行動に責任を持つ態度)
  8. 勇気(困難な状況で正しい行動をとれる)
  9. 調和性(環境や宇宙との調和を意識した行動)
  10. 寛容さ(異なる価値観やミスを許容できる)
  11. 徳行の継続性(善行を習慣化して続けられる)
  12. 正義感(公平さや倫理的判断に従う行動)
  13. 奉仕精神(公共や集合的利益に貢献する心)
  14. 自己鍛錬・克己(自分を律し、高めようとする姿勢)
  15. 自己理解・自己受容(自己の欠点も含めて受け入れ、調和を図る)
  16. 自然愛護・生命尊重(すべての生命への愛情や尊重の念)
  17. 真理追求(真実や霊的知識を追求する態度)
  18. 喜びの共有(幸福を周囲と積極的に分かち合う)
  19. 誠意あるコミュニケーション(相手を尊重し、誠意をもって対話する)
  20. 霊的向上心(霊的なレベルの向上を意識し、行動に反映させる)

人間視点での『悪徳』の軸(ネガティブな方向性)

  1. 自己中心性(他者への配慮が薄く、自己利益を最優先する)
  2. 不誠実(嘘をつく、約束を破る)
  3. 貪欲さ(過剰な物欲や権力欲)
  4. 傲慢さ・自己顕示欲(自己を過大評価し、他者を見下す)
  5. 嫉妬・羨望(他者の成功や幸福を素直に喜べない)
  6. 憎悪・復讐心(他者に悪意を持ち、仕返しを望む)
  7. 怠惰(努力を怠り、責任を回避する)
  8. 卑怯・臆病(困難や責任から逃避する)
  9. 暴力性・破壊性(物理的・精神的暴力を行使する)
  10. 排他性・差別意識(他者を受け入れず排除する)
  11. 執着心・妄執(人や物事に不健全に固執する)
  12. 欺瞞・ごまかし(真実を隠し、虚偽を用いる)
  13. 利己的競争心(勝利のため手段を選ばない態度)
  14. 不満・被害者意識(自己の境遇に不平不満を抱き、周囲を責める)
  15. 無責任(自己の行動に責任を持たない)
  16. 生命軽視・自然破壊(生命や環境を尊重しない態度)
  17. 霊的退廃・無関心(霊性への関心を失い、低俗な欲求に耽溺する)
  18. 操作・支配欲(他者をコントロールし支配しようとする)
  19. エゴイズムによる分離感(自分と他者を切り離し、孤立を深める)
  20. 感謝の欠如(感謝の心を持たず、周囲への感謝ができない)

神々視点での『徳』の軸

神々の考える徳とは、人間が輪廻転生を通じて霊的に進化・成長し、宇宙全体に貢献することを目指すものです。具体的には以下のような項目になります。

  1. 進化意識

    • 常に自己の成長を追求する意識を持つ。

  2. 魂の使命への目覚め

    • 自らの魂が持つ使命を自覚し、積極的に取り組む。

  3. 神聖さの体現

    • 日常生活の中に神聖なエネルギーを呼び込み、それを実践する。

  4. 霊的探求心

    • 形而上的な真実・知識の探求を怠らない。

  5. 宇宙的視野

    • 個人の利害を超え、宇宙的な視野で判断・行動できる。

  6. 自己超越性

    • 過去の自分を超えていく努力を惜しまない。

  7. 自己の可能性の信頼

    • 自分自身に眠る無限の可能性を信じ、それを顕現させようとする。

  8. 積極的な自己鍛錬

    • 自己の能力開発や霊的訓練を積極的に行う姿勢。

  9. 神々との調和

    • 神々の意図を感じ取り、調和的に共同創造する姿勢。

  10. 他者への霊的奉仕

    • 他者の成長や覚醒をサポートする。

  11. 高次元意識との接続力

    • 高次元のエネルギーと繋がり、それを日常的に活用する。

  12. 学びの受容力

    • 困難や挫折を成長の機会と捉え、素直に学びに変える。

  13. 魂のカルマ解消への取り組み

    • 過去世も含めた魂の浄化や解放を行う。

  14. 愛の拡大力

    • 無条件の愛を拡げる意識と行動力。

  15. 叡智の追求と共有

    • 宇宙の真理を理解し、それを他者に惜しみなく伝える。

  16. 統合とバランス力

    • 肉体・精神・霊性を統合し、調和したバランスを保つ。

  17. 次世代への霊的遺産継承

    • 自己の得た霊的資産を次世代に受け継ぐ努力。

  18. 高潔さ

    • 自分自身の基準を高く持ち、道徳的・霊的に高潔な生き方を選択する。

  19. 創造力の活用

    • 創造主の与えた創造力を積極的に活用し、現実をより良く創り出す。

  20. 生命の尊重と感謝

    • 生命や宇宙から与えられた環境やチャンスに対し、深い尊重と感謝を示す。

神々視点での『悪徳』の軸

神々視点の悪徳とは、人間が本来持つ霊的使命や宇宙との調和を無視し、霊的な進化を妨げる行為を指します。具体的な項目は次の通りです。

  1. 霊的怠惰

    • 成長のための努力を拒否し、安楽を求める。

  2. 魂の使命放棄

    • 自らの魂の使命や責任を意図的に避ける。

  3. エゴ中心主義

    • 自己利益のみを求め、宇宙や他者への調和を軽視する。

  4. 意識の停滞

    • 意識の進化や知性の向上を意識的に拒否する。

  5. 神性否定

    • 自分自身や他者の中の神性を認めない、もしくは否定する。

  6. 高次元意識との断絶

    • 神や宇宙との繋がりを拒絶または意識的に断ち切る行動。

  7. 破壊的エネルギーの拡散

    • 意識的にネガティブなエネルギーを周囲に広める。

  8. 霊性への無関心

    • 霊的な学びや成長を無視し、物質的欲望にのみ執着する。

  9. 他者の成長妨害

    • 他者が霊的に成長するのを妨げたり邪魔したりする行為。

  10. カルマの悪化

    • 意識的に悪行を重ね、カルマを重くする行動。

  11. 低次元存在との積極的な共鳴

    • 意図的に低次元存在と繋がり、その影響を受ける。

  12. 感謝の欠如と傲慢さ

    • 創造主や宇宙から与えられた機会を当然とみなし、感謝しない。

  13. 知識の隠蔽や独占

    • 霊的・宇宙的知識を独占し、他者との共有を拒否する。

  14. 精神的支配・コントロール欲

    • 他者を操作し、自分の利益のために自由意志を奪う。

  15. 自己否定的姿勢

    • 自己の成長可能性を否定し、自己破壊的な態度を持つ。

  16. 責任放棄

    • 自己の人生や選択の責任を他者や環境に押し付ける。

  17. 生命・宇宙の軽視

    • 生命の尊厳や宇宙の調和を意図的に乱す。

  18. 魂の堕落を選択

    • 自己の魂を意識的に低い波動へ導く行動を取る。

  19. 成長可能性のある人間への妬みや攻撃

    • 優れた魂を攻撃し、その成長を妨げる。

  20. 創造的エネルギーの否定と破壊

    • 創造的なエネルギーを否定し、破壊的な行動を好む。

人間視点と神々視点の違い

人間の視点は個人や社会の中での調和や幸福に重点を置きますが、神々の視点は霊的進化、魂の使命、宇宙全体の調和と進化に基準が置かれています。

つまり、人間の尺度と神々の尺度は異なるという事であり、人間的に「良い人」であったとしても、神々には評価されない人が少なくない理由でもあります。

この差異に気付き、意識的に行動していく事で、神々との関係を深めていく事が出来るでしょう。

このリストは非常に重要な視点ですので、今の自分の状況と照らし合わせながら、繰り返し読み返してみると理解が深まっていきます。

ぜひ両方の視点を意識しながら、徳を積み重ねていく人生を送っていきましょう。

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