人間が「良いこと(徳)」や「悪いこと(悪徳)」と感じる基準は、日常の社会生活や個人の幸福感、道徳的な価値観に基づいています。
一方、神々や創造主の視点から見た徳や悪徳は、人間の霊的成長や宇宙全体の進化という視点から定義されます。
両者の違いを20個ずつの具体的な軸から見ていきましょう。
人間視点での『徳』の軸(ポジティブな方向性)
- 思いやり(共感力や他者への配慮)
- 誠実さ(嘘をつかず、約束を守る)
- 利他性(見返りを求めない貢献)
- 謙虚さ(自己顕示欲が少なく、謙遜できる)
- 感謝の心(日々の出来事や存在に感謝を感じられる)
- 慈悲深さ(他者の苦しみを理解し癒す力)
- 自己責任(自分の行動に責任を持つ態度)
- 勇気(困難な状況で正しい行動をとれる)
- 調和性(環境や宇宙との調和を意識した行動)
- 寛容さ(異なる価値観やミスを許容できる)
- 徳行の継続性(善行を習慣化して続けられる)
- 正義感(公平さや倫理的判断に従う行動)
- 奉仕精神(公共や集合的利益に貢献する心)
- 自己鍛錬・克己(自分を律し、高めようとする姿勢)
- 自己理解・自己受容(自己の欠点も含めて受け入れ、調和を図る)
- 自然愛護・生命尊重(すべての生命への愛情や尊重の念)
- 真理追求(真実や霊的知識を追求する態度)
- 喜びの共有(幸福を周囲と積極的に分かち合う)
- 誠意あるコミュニケーション(相手を尊重し、誠意をもって対話する)
- 霊的向上心(霊的なレベルの向上を意識し、行動に反映させる)
人間視点での『悪徳』の軸(ネガティブな方向性)
- 自己中心性(他者への配慮が薄く、自己利益を最優先する)
- 不誠実(嘘をつく、約束を破る)
- 貪欲さ(過剰な物欲や権力欲)
- 傲慢さ・自己顕示欲(自己を過大評価し、他者を見下す)
- 嫉妬・羨望(他者の成功や幸福を素直に喜べない)
- 憎悪・復讐心(他者に悪意を持ち、仕返しを望む)
- 怠惰(努力を怠り、責任を回避する)
- 卑怯・臆病(困難や責任から逃避する)
- 暴力性・破壊性(物理的・精神的暴力を行使する)
- 排他性・差別意識(他者を受け入れず排除する)
- 執着心・妄執(人や物事に不健全に固執する)
- 欺瞞・ごまかし(真実を隠し、虚偽を用いる)
- 利己的競争心(勝利のため手段を選ばない態度)
- 不満・被害者意識(自己の境遇に不平不満を抱き、周囲を責める)
- 無責任(自己の行動に責任を持たない)
- 生命軽視・自然破壊(生命や環境を尊重しない態度)
- 霊的退廃・無関心(霊性への関心を失い、低俗な欲求に耽溺する)
- 操作・支配欲(他者をコントロールし支配しようとする)
- エゴイズムによる分離感(自分と他者を切り離し、孤立を深める)
- 感謝の欠如(感謝の心を持たず、周囲への感謝ができない)
神々視点での『徳』の軸
神々の考える徳とは、人間が輪廻転生を通じて霊的に進化・成長し、宇宙全体に貢献することを目指すものです。具体的には以下のような項目になります。
-
進化意識
-
常に自己の成長を追求する意識を持つ。
-
-
魂の使命への目覚め
-
自らの魂が持つ使命を自覚し、積極的に取り組む。
-
-
神聖さの体現
-
日常生活の中に神聖なエネルギーを呼び込み、それを実践する。
-
-
霊的探求心
-
形而上的な真実・知識の探求を怠らない。
-
-
宇宙的視野
-
個人の利害を超え、宇宙的な視野で判断・行動できる。
-
-
自己超越性
-
過去の自分を超えていく努力を惜しまない。
-
-
自己の可能性の信頼
-
自分自身に眠る無限の可能性を信じ、それを顕現させようとする。
-
-
積極的な自己鍛錬
-
自己の能力開発や霊的訓練を積極的に行う姿勢。
-
-
神々との調和
-
神々の意図を感じ取り、調和的に共同創造する姿勢。
-
-
他者への霊的奉仕
-
他者の成長や覚醒をサポートする。
-
-
高次元意識との接続力
-
高次元のエネルギーと繋がり、それを日常的に活用する。
-
-
学びの受容力
-
困難や挫折を成長の機会と捉え、素直に学びに変える。
-
-
魂のカルマ解消への取り組み
-
過去世も含めた魂の浄化や解放を行う。
-
-
愛の拡大力
-
無条件の愛を拡げる意識と行動力。
-
-
叡智の追求と共有
-
宇宙の真理を理解し、それを他者に惜しみなく伝える。
-
-
統合とバランス力
-
肉体・精神・霊性を統合し、調和したバランスを保つ。
-
-
次世代への霊的遺産継承
-
自己の得た霊的資産を次世代に受け継ぐ努力。
-
-
高潔さ
-
自分自身の基準を高く持ち、道徳的・霊的に高潔な生き方を選択する。
-
-
創造力の活用
-
創造主の与えた創造力を積極的に活用し、現実をより良く創り出す。
-
-
生命の尊重と感謝
-
生命や宇宙から与えられた環境やチャンスに対し、深い尊重と感謝を示す。
-
神々視点での『悪徳』の軸
神々視点の悪徳とは、人間が本来持つ霊的使命や宇宙との調和を無視し、霊的な進化を妨げる行為を指します。具体的な項目は次の通りです。
-
霊的怠惰
-
成長のための努力を拒否し、安楽を求める。
-
-
魂の使命放棄
-
自らの魂の使命や責任を意図的に避ける。
-
-
エゴ中心主義
-
自己利益のみを求め、宇宙や他者への調和を軽視する。
-
-
意識の停滞
-
意識の進化や知性の向上を意識的に拒否する。
-
-
神性否定
-
自分自身や他者の中の神性を認めない、もしくは否定する。
-
-
高次元意識との断絶
-
神や宇宙との繋がりを拒絶または意識的に断ち切る行動。
-
-
破壊的エネルギーの拡散
-
意識的にネガティブなエネルギーを周囲に広める。
-
-
霊性への無関心
-
霊的な学びや成長を無視し、物質的欲望にのみ執着する。
-
-
他者の成長妨害
-
他者が霊的に成長するのを妨げたり邪魔したりする行為。
-
-
カルマの悪化
-
意識的に悪行を重ね、カルマを重くする行動。
-
-
低次元存在との積極的な共鳴
-
意図的に低次元存在と繋がり、その影響を受ける。
-
-
感謝の欠如と傲慢さ
-
創造主や宇宙から与えられた機会を当然とみなし、感謝しない。
-
-
知識の隠蔽や独占
-
霊的・宇宙的知識を独占し、他者との共有を拒否する。
-
-
精神的支配・コントロール欲
-
他者を操作し、自分の利益のために自由意志を奪う。
-
-
自己否定的姿勢
-
自己の成長可能性を否定し、自己破壊的な態度を持つ。
-
-
責任放棄
-
自己の人生や選択の責任を他者や環境に押し付ける。
-
-
生命・宇宙の軽視
-
生命の尊厳や宇宙の調和を意図的に乱す。
-
-
魂の堕落を選択
-
自己の魂を意識的に低い波動へ導く行動を取る。
-
-
成長可能性のある人間への妬みや攻撃
-
優れた魂を攻撃し、その成長を妨げる。
-
-
創造的エネルギーの否定と破壊
-
創造的なエネルギーを否定し、破壊的な行動を好む。
-
人間視点と神々視点の違い
人間の視点は個人や社会の中での調和や幸福に重点を置きますが、神々の視点は霊的進化、魂の使命、宇宙全体の調和と進化に基準が置かれています。
つまり、人間の尺度と神々の尺度は異なるという事であり、人間的に「良い人」であったとしても、神々には評価されない人が少なくない理由でもあります。
この差異に気付き、意識的に行動していく事で、神々との関係を深めていく事が出来るでしょう。
このリストは非常に重要な視点ですので、今の自分の状況と照らし合わせながら、繰り返し読み返してみると理解が深まっていきます。
ぜひ両方の視点を意識しながら、徳を積み重ねていく人生を送っていきましょう。