人生というものは、運に左右される場面もありますが、自分で道を切り開く事の出来る自由度もあります。
運任せで生きる場合、運が良い時は上手くいくし、運が悪い時は失敗するというように、運に振り回される傾向にあります。
運に振り回されるという事は、運に依存している事と同じであり、不安定である事から継続的な成長を望むことが難しくなるもの。
そこで取り入れていきたいのが、期待値という視点です。
期待値とは、ここでは数学の勉強をしたいのではないので簡単に言うと、上手くいく確率を数値化した概念にあたります。
例えば、10回に3回上手くいく勝負と、10回に6回上手くいく勝負、どちらの方が上手くいく可能性が高いか、つまり、どちらの方が期待値が高いか、というような視点で活用していく訳です。
この例で言えば、当然後者の方が期待値が高い訳ですので、2択であれば後者を選択する方が上手くいく可能性が高いと言えます。
このまま勝負に挑む事も出来ますが、可能であれば上手くいく可能性を高めたいですよね。
その段階で大切になってくるのが、10回に6回から7回、8回というように、期待値を高める工夫という視点です。
ここでは、自身の持っている知識や技術、能力などを活用して期待値を高めていくという、行動が問われる事になります。
つまり、運の要素を極力排除していきながら、自分で道を切り開いていく行動、それが期待値を高める工夫であると言えます。
ここでは大枠について解説していますが、これを自分の人生の目標を達成する為の選択や行動に置き換えてみると、驚くほどやり残している事や出来る事が、たくさんあることに気付くかも知れません。
あるいは、期待値の低い選択をしていたり、期待値の低い行動をしている事もあるでしょう。
もし気付けたなら、適時修正してブラッシュアップしていけば、少なくとも目標達成の期待値を高めていく事が出来ます。
まとめると、人生や目標に対して、1.期待値の高い選択をし、2.期待値を高める工夫をしていく。
これらの精度を高めていく事で、過度に運に左右される事なく、与えられた自由度を活用しながら、継続的に成長をしていく事が可能になっていきます。
ここでは基本概念について解説しましたが、期待値という視点は重要なので、是非取り入れ活用してみてください。